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「サステイナブル フェス!2021」のキックオフイベントを開催
日本各地におよそ570ある生活協同組合(生協)のひとつ、「生活クラブ」。「サステイナブルなひと、生活クラブ」をスローガンに掲げ、いまと次世代へ豊かな社会を手渡していくためのさまざまな活動を行っている生活クラブでは、その活動の輪をより多くの人々に広げていくためのフェスを開催中です。その名も「サステイナブル フェス!2021」。
「サステイナブルな暮らし」へのヒントを楽しみながら体感できる参加型企画で、昨年に引き続き、WebサイトやYouTube、Instagramを使ったオンラインとリアルイベントの両方を展開しています。先日、そのキックオフイベントがオンライン配信にて行われたのでその様子をご紹介しましょう!
「サステイナブルな暮らし」へのヒントを楽しみながら体感できる参加型企画で、昨年に引き続き、WebサイトやYouTube、Instagramを使ったオンラインとリアルイベントの両方を展開しています。先日、そのキックオフイベントがオンライン配信にて行われたのでその様子をご紹介しましょう!
語ってくれたのはこの5人
キックオフイベントに参加したのは、以下の方々です。
・シンプルライフ研究家・マキさん
・ザリガニワークス代表・武笠太郎さん
・SDGsナビ代表・嶽釜勇一郎さん(ガマ兄)
・PR総研所長・池田健三郎さん
・生活クラブ事業連合生活協同組合連合会会長・伊藤由理子さん
「持続可能な暮らし」をテーマに、自身の生活で実践していること、これからの暮らしに役立つヒントなどについてたっぷりお話してくれました。
・シンプルライフ研究家・マキさん
・ザリガニワークス代表・武笠太郎さん
・SDGsナビ代表・嶽釜勇一郎さん(ガマ兄)
・PR総研所長・池田健三郎さん
・生活クラブ事業連合生活協同組合連合会会長・伊藤由理子さん
「持続可能な暮らし」をテーマに、自身の生活で実践していること、これからの暮らしに役立つヒントなどについてたっぷりお話してくれました。
ゲストトークその1「シンプルライフ研究家・マキさん」
効率的な家事のコツをブログやメディアで発信している、シンプルライフ研究家・マキさん。生活クラブに加入し、解消された家事ストレスについて話してくれました。
「一番衝撃的だったのは、牛乳がリユース可能なびんだったこと。牛乳パックの場合は、捨てるときに洗って乾かしてハサミで切って平らにして回収ボックスに入れる……という作業があって、かなりストレスだったんです。でも、リユースのびんならさっと洗って宅配員の方に返すだけ。こちらの手間が減り、さらに環境にも負荷がかからない方法ですよね。
生活クラブはケチャップもリユースびんですし、卵のパックも再利用できる紙パック。カタログも回収してもらえます。おかげでゴミを捨てる手間とゴミの量がかなり減りましたね。生活クラブのこういった取り組みには深く共感しています!」
「一番衝撃的だったのは、牛乳がリユース可能なびんだったこと。牛乳パックの場合は、捨てるときに洗って乾かしてハサミで切って平らにして回収ボックスに入れる……という作業があって、かなりストレスだったんです。でも、リユースのびんならさっと洗って宅配員の方に返すだけ。こちらの手間が減り、さらに環境にも負荷がかからない方法ですよね。
生活クラブはケチャップもリユースびんですし、卵のパックも再利用できる紙パック。カタログも回収してもらえます。おかげでゴミを捨てる手間とゴミの量がかなり減りましたね。生活クラブのこういった取り組みには深く共感しています!」
さらに、水はウォーターサーバーを活用し、お茶は自分で水出ししてつくる。そうすることでペットボトルのゴミを出さない暮らしを送れているのだと言います。
「すごく小さなことかもしれないですが、同じような方が増えることで、ゴミ問題や食品ロス問題が改善されるのではないでしょうか」とマキさん。
家事ストレスが減り、環境にもやさしいなんて素晴らしいですよね。
「すごく小さなことかもしれないですが、同じような方が増えることで、ゴミ問題や食品ロス問題が改善されるのではないでしょうか」とマキさん。
家事ストレスが減り、環境にもやさしいなんて素晴らしいですよね。
ゲストトークその2「ザリガニワークス代表・武笠さん」
おもちゃの企画開発やデザインをおこなうザリガニワークス。代表の武笠さんは、5年ほど前に移り住んだ神奈川県相模原市旧藤野町での暮らし、参加している地域の活動について話してくれました。
「藤野には地域活動・環境問題に熱心に取り組む方が多く、自身もそういった活動に参加して楽しんでいます。例えば、藤野で昔から盛んにおこなわれている「炭焼き」。炭焼きとは、炭を作ることです。地域の炭焼き部に入っているのですが、そこでは師匠から炭焼きの技術を習い、若い方々が受け継いでいます。
山が多いエリアなので、昔から木々を燃料にしてきたこともありますが、木々が増えすぎないようにすることで自分たちの住環境を整える、という目的もあります」
「藤野には地域活動・環境問題に熱心に取り組む方が多く、自身もそういった活動に参加して楽しんでいます。例えば、藤野で昔から盛んにおこなわれている「炭焼き」。炭焼きとは、炭を作ることです。地域の炭焼き部に入っているのですが、そこでは師匠から炭焼きの技術を習い、若い方々が受け継いでいます。
山が多いエリアなので、昔から木々を燃料にしてきたこともありますが、木々が増えすぎないようにすることで自分たちの住環境を整える、という目的もあります」
ほかには、炭焼きの炭、猪鹿の皮、割れた陶器など地元で出るものをガチャガチャにした「地産ガチャ」も開発。子供が興味を持ち、地域に目を向けるきっかけとなる素晴らしいアイデアです。武笠さんはコロナ禍で、住まいと仕事場を藤野中心にしたことで、以前よりもさらにこういった地域活動に意識が向いて楽しむようになったのだと言います。
水源地域で、自然も多く残っている旧藤野町。この環境を守っていくために、楽しみながら活動に参加している武笠さんの様子が伝わってくるお話でした。
水源地域で、自然も多く残っている旧藤野町。この環境を守っていくために、楽しみながら活動に参加している武笠さんの様子が伝わってくるお話でした。
トークセッション「持続可能な暮らしで心も質も急上昇!?」
ここからは、5人によるトークセッションへ。テーマは、「持続可能な暮らしで心も質も急上昇!?」。
まず話題は、マキさんのご自宅のゴミ箱の話に。ゴミが少なくなった結果、なんとマキさんのご自宅にはゴミ箱がひとつしかないのだそう!
武笠:「うちにはゴミ箱が5~6個あり、ゴミが溢れていることも。だから、ゴミ箱がひとつで済んでいるというのは目から鱗でした」
ガマ兄:「マキさん、ゴミ箱をひとつにしようと思ったきっかけは?」
マキ:「単純に自分がラクしたかったんです(笑)。忙しい朝に、部屋中のゴミ箱からゴミをかき集めてゴミ袋にまとめるのは大変なので……」
マキ:「ただ、急にひとつにすると家族がパニックになってしまいますよね。半年~1年かけて、あまり使われていないゴミ箱からひとつずつ減らしていくのがおすすめ。さらに家の中心にゴミ箱を置くと、移動ついでにゴミを捨てられるので便利なのと、フタなしにするとゴミを入れやすくストレスになりません」
池田:「ゴミが増えることにつながる“すぐ捨てられる”という便利さは、もう求められない時代なのかもしれませんね。」
まず話題は、マキさんのご自宅のゴミ箱の話に。ゴミが少なくなった結果、なんとマキさんのご自宅にはゴミ箱がひとつしかないのだそう!
武笠:「うちにはゴミ箱が5~6個あり、ゴミが溢れていることも。だから、ゴミ箱がひとつで済んでいるというのは目から鱗でした」
ガマ兄:「マキさん、ゴミ箱をひとつにしようと思ったきっかけは?」
マキ:「単純に自分がラクしたかったんです(笑)。忙しい朝に、部屋中のゴミ箱からゴミをかき集めてゴミ袋にまとめるのは大変なので……」
マキ:「ただ、急にひとつにすると家族がパニックになってしまいますよね。半年~1年かけて、あまり使われていないゴミ箱からひとつずつ減らしていくのがおすすめ。さらに家の中心にゴミ箱を置くと、移動ついでにゴミを捨てられるので便利なのと、フタなしにするとゴミを入れやすくストレスになりません」
池田:「ゴミが増えることにつながる“すぐ捨てられる”という便利さは、もう求められない時代なのかもしれませんね。」
「持続可能な暮らし」とは……?
最後に、「持続可能な暮らしとは?」という質問に対して、それぞれの考えをお話してくださいました。
マキ:「私は、無理しないことが一番かな、と思います」
武笠:「楽しんでやることでしょうか。ただ、”楽しむ”には、主体性が必要です。例えば、昨年の『サステイナブル フェス!』で急遽『創作昆虫ムシボット』のワークショップが開催できなくなった時にも、各地域の方々が独自のやり方で、子供たちにムシボットを届けてくださったんです。生活クラブにはそうした主体性が根付いていると思うので、持続可能な暮らしの原動力になると思います」
伊藤:「1人ひとりの生活の中で、どこまで実践できるのかが重要だと考えています。無理をせず、楽しく実践していくためには、やはり仲間や道具が必要ではないでしょうか。そのために生活クラブ自体や生活クラブで扱う食材・品物をもっと活用していただきたいです」
マキ:「私は、無理しないことが一番かな、と思います」
武笠:「楽しんでやることでしょうか。ただ、”楽しむ”には、主体性が必要です。例えば、昨年の『サステイナブル フェス!』で急遽『創作昆虫ムシボット』のワークショップが開催できなくなった時にも、各地域の方々が独自のやり方で、子供たちにムシボットを届けてくださったんです。生活クラブにはそうした主体性が根付いていると思うので、持続可能な暮らしの原動力になると思います」
伊藤:「1人ひとりの生活の中で、どこまで実践できるのかが重要だと考えています。無理をせず、楽しく実践していくためには、やはり仲間や道具が必要ではないでしょうか。そのために生活クラブ自体や生活クラブで扱う食材・品物をもっと活用していただきたいです」
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