ライター : zuenmei

監修者 : 椛嶋 貴子

管理栄養士

とうもろこしのひげってどんなもの?

とうもろこしのひげは、めしべにあたる部分で「絹糸(けんし)」と呼ばれています。とうもろこしの粒ひとつひとつから伸びていて、粒の数と同じ本数あるのだとか。生薬として「南蛮毛(なんばんもう)」という名前でも使われており、利尿作用があるといわれています。(※1,2)

とうもろこしのひげ茶の栄養と効果効能

カリウム

カリウムには、細胞の浸透圧を維持したり、余分な体内のナトリウム(塩分)排出を促したりする働きがあります。そのため、血圧を下げる作用やむくみ対策に役立ちます。

カリウムは水に溶けやすい栄養素なので、とうもろこしのひげをお茶にして飲むことで、効率的に栄養を摂り入れられますね。(※3,4)

ビタミンB1

ビタミンB1は、糖質からエネルギーを産生する際に必要な栄養素です。糖質を多く摂る人や、体をよく動かす人は意識して摂りたい成分ですよ。

ビタミンB1は、不足すると食欲不振や疲労、だるさなどの症状が出ます。この栄養素も水に溶けだす性質のビタミンなので、お茶にして利用することで栄養を効率よく摂取できそうですね。(※5)

ビタミンE

ビタミンEには強い抗酸化作用があり、シミやしわを抑える作用が期待できます。ひげ茶のほか、ナッツ類や穀類、魚介類、大豆、緑黄色野菜などに多く含まれています。

ビタミンEは、不足すると神経や筋肉の働きに支障が出て、血行不良による冷えや頭痛、肩こりなどの症状が出ることが。抗酸化力も低下してしまうので、継続的に摂取したい栄養素です。(※6)

鉄分

日本人が不足しやすい栄養素の鉄分は、体内で酸素を運ぶ働きをしています。不足すると鉄欠乏性貧血になり、体が重い、息が切れる、顔色が悪い、疲れやすいなどの症状が出ます。

特に女性は月経によって不足しやすいので、意識的に摂りたい栄養素ですね。(※7)
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