ライター : Uli

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たこ焼きとは違う。明石焼きのやさしい魅力

Photo by uli04_29

明石焼きは、兵庫県明石市の名物料理です。小麦粉、卵、たこがおもな材料で、「卵焼き」と呼ばれることもあるように、シンプルに卵の風味を堪能できます。また、じん粉(浮き粉)と呼ばれる小麦デンプンの粉を混ぜることで、独特のふわとろ食感を出しています。

たこ焼きとの違い

たこ焼きは小麦粉を、明石焼きは卵を多く使います。卵をたっぷり使う明石焼きは、とてもやわらかく、たこ焼きと同じように焼いても半球形になります。 具材にタコや天かすなどを入れるたこ焼きに対して、明石焼きの具材はタコだけです。また、たこ焼きのようにソースやマヨネーズなどは一切つけず、だし汁に浸して食べるのも特徴です。

明石焼きの基本の作り方

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ご紹介する明石焼きの作り方は、薄力粉を使ったお手軽レシピです。使用するだし汁は濃いめに出しておくと、深い香りの明石焼きになります。トッピングのネギの代わりに、三つ葉を使用してもOK。お好みのだし汁と薬味で楽しんでみてください。

材料(2〜3人分)

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  • 薄力粉 100g
  • 3個
  • たこ 100g
  • だし汁 400cc
  • ひとつまみ
  • 青ネギ 適量

作り方

1.タコをひと口大に切る

タコをひと口サイズに切る様子

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タコをひと口サイズに切っていきます。約32個になるように切っていきましょう。生のタコを使う場合は、あらかじめゆでておいてください。

2.ネギを小口切りにする

小口切りにしたネギ

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だし汁に浮かべる青ネギを小口切りにしておきます。

3.薄力粉をふるうか、ホイッパーで混ぜる

薄力粉をホイッパーで混ぜる様子

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薄力粉がダマにならないように、ふるうか、ホイッパーでぐるぐる混ぜます。

4.だし汁を加えてよく混ぜる

薄力粉とだし汁を混ぜた状態

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だし汁を少しずつ加えて混ぜていきましょう。

5.溶いた卵液を加えてさらに混ぜる

生地に溶き卵を加える様子

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卵をしっかり溶いた卵液を、加えてさらにしっかり混ぜます。

6.できた生地を冷蔵庫で30分ほど休ませる

明石焼きの生地の完成写真

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時間に余裕があれば、作った生地を冷蔵室で30分ほど休ませます。

7.焼き型にうすく油を塗る

たこ焼き型に油を塗る様子

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たこ焼きの焼き型をコンロにセットし、薄く油を塗ります。キッチンペーパーに、油を染み込ませて塗ると便利です。

8.型の8分目まで生地を流し込む

型の8分目まで生地を入れた状態

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型がしっかり温まったら、弱火にして、生地を穴の8分目まで流し入れます。電気式のたこ焼き器を使用する場合は、180~200℃に調節しておきましょう。

9.タコをひとつずつ入れる

タコを型にひとつずつ入れた様子

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流し込んだ生地が焼けてこないうちに、タコをひとつずつ入れていきます。

10.型のふちギリギリまで生地を流し入れる

型の10分目まで生地を注ぐ様子

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タコを入れたら、そのうえから生地を流します。型の10分目までたっぷり流し込みましょう。溢れ出してしまっても、問題ありません。

11.表面がふくらんできたら裏返して焼いていく

表面がふくらんできた生地をひっくり返して焼く様子

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表面がふくらんで、ふちが焼けてきたら先端の細い菜箸や、千枚通しなどで裏返します。 このとき、明石焼きの外側をなぞるようにしてからやさしく持ち上げるようにすると簡単に裏返せます。難しいようであれば、小さなティースプーンを明石焼きの側面に差し込んでひっくり返す方法を試してみてください。

12.表面が鮮やかな黄色になって焼けたら完成

焼き色がついた明石焼き

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明石焼きが全体的に色付いて、焼けたら完成です。お好みのだし汁にネギを散らして、明石焼きを浸して食べましょう。

作るときのコツ

型に生地を流したら、表面が乾ききらず、半熟のうちにひっくり返してください。一気に裏返すのが難しい場合は、半回転させて形を整えて焼いていきましょう。 明石焼きを裏返すときに、型からはみ出した生地を戻すように、型に入れて裏返すときれいな形になります。

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