ライター : Raico

製菓衛生師 / スイーツ&フードアナリスト / フードライター

世界的にビーガン料理が注目されている!

健康志向が高まり、食のスタイルについても情報が豊富な近年。日本ではまだ少数派ですが、菜食主義者であるビーガンも増えてきました。世界人口の約1~3%未満がビーガンであると推定するデータもあります。

この記事ではビーガンの定義、ビーガンの人がどんなものを食べているか、また菜食主義者のバリエーションなどについて詳しく解説。ノン・ビーガンでも食べたくなる、ヘルシーでおいしいビーガン料理のレシピもたっぷりとご紹介します。(※1)

ビーガン=ベジタリアン?

ビーガンはベジタリアンの一種

ビーガンとベジタリアンはどちらも菜食主義者という意味ですが、実はビーガンはベジタリアンの一種。ベジタリアンにもいろいろな種類があります。

乳製品と菜食の「ラクト・ベジタリアン」、乳製品と卵・菜食の「ラクト・オボ・ベジタリアン」、乳製品と卵に加え、魚は食べてもよいとする「ペスコ・ベジタリアン」など、菜食主義にもバリエーションがあります。ビーガンは、一切の動物性食品を口にしない「完全菜食主義者」を指します

さらにビーガンは、レザーや毛皮などを身に着けることもしない「エシカル・ビーガン」、衣服や装飾品などは気にせず、食品のみ動物性を除去する「ダイエタリー・ビーガン」、木の実や果物などのみを口にする「フルータリアン」などに分類されます。(※2)

ビーガンが食べるもの、食べないものは?

※画像はイメージです
ビーガンが食べられるものは「動物性食品以外」の食べ物。肉や魚だけでなく卵や乳製品はもちろん、はちみつや牛骨や牛皮、豚皮が原料のゼラチン、魚醤なども口にすることができません。食品そのものだけでなく、肉や肉の骨、魚介からとったスープもNGです。

ビーガンの主なたんぱく質源は豆。大豆や豆腐、みそなどのほか、大豆ミートやグルテンミートなどでたんぱく質を摂取します。大豆ミートやグルテンミートは、本来肉の代用品として作られた食品。今ではベジタリアンや肉の摂取を控えたい人にも、好んで食べられています。

また、牛乳の代わりに豆乳やアーモンドミルクを飲むことが多く、植物性の原料で作られたビーガン仕様のチーズや、豆乳ヨーグルトなどの販売も広がっています。

ヘルシーなのに満足度抜群!ビーガン料理のレシピ18選

1. ソイミートの青椒肉絲風

Photo by macaroni

ソイミートにしょうゆやみりんで下味をつけて炒めると、豚肉や牛肉のような味わいに。赤ピーマンやたけのこなど、食感のよい野菜をたっぷりと加えることで、食べ応えのあるおかずになりますよ。

ソイミートは下味をつけて冷蔵保存しておくと、揚げ物にも使えて便利です。

2. 麩の唐揚げ

Photo by macaroni

人気おかずの唐揚げを、肉ではなく麩で作るレシピです。麩に下味を付け、片栗粉をまぶしてカラリと揚げればOK。肉よりも重くなく、外はカリッと中はふんわり仕上がります。想像以上においしく、やみつきになるおいしさですよ。

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