ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

ロシアのお酒「ウォッカ」

皆さん、ウォッカを飲んだことはありますか?居酒屋やバーのメニューで目にする機会はあっても、飲むことにためらってしまう方も少なくないかもしれません。それもそのはず、日本人は体質的にアルコールが弱い方が多いと言われていますが、ウォッカの平均アルコール度数はなんと40度もあるからです。

ウォッカはスピリッツと呼ばれる蒸留酒です。一般的にカクテルのベースとして使われてます。ほかのスピリッツと比べても、クセが少ないのが特徴です。知らないうちに意外と飲んでいるのかもしれませんね。

そんなウォッカについて、飲み方、カクテル、度数、おすすめの銘柄まで詳しくご紹介します!

4大スピリッツのひとつ

ウォッカはロシアや中東欧でよく親しまれている蒸留酒です。原材料は、ライ麦や大麦・小麦、ジャガイモなどの穀物が中心に作られています。フルーツから作られるものもあり、その種類はさまざまです。

蒸留の過程で白樺の炭でろ過されるので、アルコール臭を除けば、ほぼ無味無臭のお酒ですよ。蒸留して作られるお酒のうち、焼酎やウィスキー以外を総称してスピリッツと言います。

ウォッカはジン、テキーラ、ラムと並んで世界4大スピリッツと言われています。ジンはウォッカ同様、大麦やジャガイモなどを原料として作られる蒸留酒です。蒸留の際、薬草を加えるため、独特の香りや切れ味が特徴。

テキーラは、サボテンのイメージがありますが、実際はリュウゼツランという多肉植物が原料です。ショットで飲んだり、カクテルにしたり、ちょっとおしゃれな印象ですね。ラムはお酒が飲めない方でも、ラムレーズンなどから味が想像できる方もいるのではないでしょうか。サトウキビから作られるお酒なので、強い甘みが特徴です。

そして、ウォッカは「命の水」を意味するロシア語が語源とされるくらい、まるで水のような飲み口です。極寒の地では水はすぐに凍ってしまうため、水よりもウォッカの消費量が多いとさえ言われています。

ウォッカのアルコール度数

およそ40度!

水のような飲み口と言っても、ウォッカの平均アルコール度数は約40度。日本で販売されているビールの多くは5度なので、いかにウォッカのアルコール度数が高いか分かります。 このため、お酒と言えばウォッカを指すロシアでは、2011年以前までビールがアルコール飲料として認定されていなかったほど。ウォッカの中には、アルコール度数96度のお酒も存在し、火気厳禁の注意書きがされているものもあります。

ちなみに日本酒は?

日本のお酒と言えば、お米から作る日本酒ですが、ビールなどと同じ醸造酒の中ではアルコール度数はかなり高め。醗酵のみで作られるアルコールの度数の最大値、22度までが日本酒の定義になっています。それでも基本的には15~16度が大半で、日本酒から蒸留して作られる焼酎でも25度が平均的。 単純計算で比べてみても、ウォッカの40度という度数は、日本酒の半分の量でもさらにアルコール度数が高い、ということになりますね。

ウォッカの基本的な飲み方

そんなアルコール度数の高いウォッカ。さまざまな飲み方ができるので、そのまま飲むことに抵抗ある方は、いろいろな飲み方を試してみてくださいね!

ストレート

ロシア人が、雪原でウォッカを瓶からラッパ飲み。そんなイメージありませんか?でも、ウォッカをストレートで飲む場合、実は多くは瓶ごと凍らせてからショットグラスで飲みます。 アルコール度数が高いため、液体でも凍ることはありません。冷凍庫に入れて凍らせると、トロリとした口どけが楽しめます。同様によく冷やしたショットグラスに注ぎ、好みでレモンやライムの薄切り、荒塩とともに一気に口に含みます。 これが、ウォッカ本来の味わいを楽しむ飲み方のストレートですね。香り付けされたフレーバーウォッカは、ストレートにおすすめです。
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