素材そのものを温める「レンジ」

電子レンジの基本的な役割は、食材を温めることが中心。下ごしらえのため食材をしんなりさせたり、調味料やソースを作るために使ったりすることもありますが、大抵の場合は調理済みのものを温めることが多いでしょう。

レンジの加熱の方法

マイクロ波によって食材の水の分子が振動させ、発熱する仕組みにになっています。ここで気をつけたいのは、摩擦熱で熱が発生している訳ではないこと!マイクロ波が当たって水の分子が振動し、その水分子そのものが発熱するのです。水の沸点が100°Cというのを合わせて考えると、食品自体が水の沸点を超えないので、食品が焦げない理由もわかりますね。
さて、オーブンレンジの特徴をざっと見てきましたが、もう一方のトースターはどうでしょうか。

表面をきつね色にする「オーブントースター」

オーブントースターとは

トースターはその名の通り、食パンをトーストするためのものです。元々は食パンを焼くために特化した、ポップアップ式のものだったのですが、今のトースターはピザトーストや具材をいろいろのせて焼くことができる平置きタイプの「オーブントースター」がほとんでしょう。 基本的な機能は、焦げめをつける、表面を香ばしく焼くこと。中まで火を通すというよりも、焼き色を付けるための調理機器になります。基本的に、温度調節ができないのが、オーブンと異なります。

オーブントースターは和製英語

今ではおなじみの平置きタイプの「オーブントースター」ですが、実は、オーブントースターは和製英語なのです。そのため、海外でこの言い方は通じないことが多いよう。トースターの発祥はアメリカですが、アメリカでは「トースターオーブン」と言います。
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「トースト」はトースターよりもグリル!?

熱量の高いグリルは、短時間で食材を焼き上げ、さらに外側をカリっとさせられます。そのため、実はトーストは、トースターよりもグリルを使った方が短時間でパリっと焼けるのです。焦げないように注意は必要ですが、短い時間で調理することによって、水分の蒸発を抑え、香ばしさとしっとりさが味わえるトーストになるんですよ。 時短調理になりますが、焦げやすいデメリットがあるので焼いている間は注意が必要です。
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