ライター : SATTO

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ごぼうのあく抜きって必要?

ごぼうを切ったら、必ずあく抜きするという人が多いはず。一方でごぼうのあくも味のうちだから、あく抜きはしないという人もいます。どちらが正解で、どちらが間違いということはありません。ただし、ごぼうを白く仕上げたい場合は、あく抜きしたほうが変色を抑えられますよ。

あく抜きの仕方もさまざまです。あく抜きを含めた、ごぼうの下ごしらえの仕方を紹介します。
アク抜き方法手順ポイント
水にさらす切ってから水にさらす風味をいかすなら30秒、クセを和らげたいなら5分以上さらす
酢水にさらす1Lの水に酢を大さじ1杯入れて、切ったごぼうを2分さらすごぼうに酢の味が移るため、調味料に酢を使用する料理向き
電子レンジで加熱切ったごぼうを、電子レンジ600Wで2分ほど加熱する加熱後に好みの切り方をすると、包丁が入りやすい
熱湯をかける切ったごぼうに、熱湯をまわしかけるささがきや細切りにしてから直接熱湯をかけると、煮る時間を短縮できる

ごぼうの洗い方

洗って販売されているごぼうよりも、土がついたもののほうが、香りと風味ともに優れています。洗い方はたわしで軽くこすりながら、流水で土や汚れを落とすのが一般的。たわしがない場合は、くしゃくしゃに丸めたアルミホイルで、こすっても構いません。

ひげ根が気になるなら、包丁の背で軽くこそぐと取れます。皮をきれいにむく必要はありません。皮を傷つけたくないときは、ふきんを使って洗ってもよいですよ。

料理によって変える。ごぼうの切り方

ささがき

ごぼうの切り方のなかで、もっともポピュラーなのがささがき。細めのささがきはやわらかくて食べやすく、太めのものはごぼう本来の食感を楽しめます。適した料理といえば、なんといってもきんぴらごぼうが定番です。

【手順】
まな板の上にごぼうを横に置き、左手で上下に転がします。同時にごぼうの端を寝かせた包丁の切っ先で、左から右へ削るように薄く切ります。

細切り

ごぼうは繊維質で硬いため、ささがきに次いでよく利用されるのが細切りです。ある程度火を通すことで、シャキシャキした食感と風味を楽しめるのが特徴。同じく細切りしたにんじんとのきんぴらや和え物、炒め物などに使用します。

【手順】
4cm幅にカットしたごぼうを縦に置き、端から薄切りします。薄切りのごぼうを重ねて、さらに端から3mm幅に切ったらできあがりです。

乱切り

ほかの野菜と大きさをそろえて、ごぼうを乱切りにすることもあります。サイズがかなり大きめながら、独特の硬い食感を堪能できる乱切りきんぴらを作る人も。いろんな具材を加える、筑前煮に利用されることが多いですね。

【手順】
まな板の上にごぼうを横に置き、端から包丁でななめ切りします。切ったら左手でごぼうを180度転がし、同じ角度でななめ切りに。繰り返すことで同じサイズの乱切りができます。

角切り

角切りは乱切りほど大きくはないものの、ささがきや細切りよりも食べごたえのあるサイズです。こちらも、ごぼうのしっかりした食感と風味を楽しめる切り方。肉や野菜との煮物や豚汁、炊き込みごはんなどにおすすめです。

【手順】
4cm幅にカットしたごぼうを、縦半分に切ります。さらにそれぞれを縦半分に切ることで4等分に。ごぼうを横にして、端から1cm幅に切っていくと角切りの完成です。

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