ライター : とも

子育てフードライター

春を代表する野菜「菜の花」

菜の花とは、小松菜や白菜、ブロッコリーなどアブラナ科野菜の黄色い花のこと。アブラナ科野菜は若い葉を食用としますが、収穫せずにそのまま成長させると、菜の花として食べることができます。どれも鮮やかな緑色と、独特のほろ苦さが特徴。

菜の花の旬の時期

菜の花の旬は品種や産地によって異なりますが、2月~3月頃に多く出回ります。なお、春の訪れを告げる食材として、飲食店で需要があったりおせち料理に使われたりするため、12月頃から出荷されるものもあります。

菜の花の主な生産地

東京都中央卸売市場の取り扱い量データ(平成31年~令和元年)によると、菜の花をもっとも多く生産しているのは、千葉県で約750トン。続いて香川県が約160トン、徳島県が約122トンです。(※1)

代表的な菜の花の品種

寒咲花菜(かんざきはなな)

京料理に使われることが多い品種です。主な生産地は長岡京市、井手町、亀岡市など。12月中旬~4月中旬に旬をむかえ、和え物やおひたし、天ぷらなどさまざまな料理に合います。寒咲花菜(かんざきはなな)のつぼみで作る「菜の花漬け」は、京都の名産品として知られています。

のらぼう菜

江戸東京野菜のひとつで、東京多摩地域から埼玉県飯能市や比企郡で多く栽培されています。苦みやクセが少なく食べやすいのが特徴。和食から洋食まで幅広い料理に活用できます。
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