ライター : MOCO

フードスペシャリスト

「食用」と「鑑賞用」花ニラの見分け方は?

花ニラとは、ニラにとうが立ち、花やつぼみが付いた花径のことです。一般的な青ニラを食用として収穫することができますが、花芽が付きやすく味が良い専用品種も開発されています。食用と観賞用の2種類が存在し、それぞれ見た目は似ているものの、特徴が異なりますよ。

「食用」と「鑑賞用」は花の咲き方で見分ける

一番の見分け方は「花の咲き方」。鑑賞用は、先端にひとつの花しかつきませんが、食用は先端についたねぎ坊主のような丸いつぼみから、たくさんの花が咲きます。また、「花の色」で見分けることもできます。鑑賞用の花びらは、白や黄、ピンクなどさまざま。一方、食用の花ニラは、白い花が咲くのが特徴です。

食用花ニラはおいしい?葉ニラとの違い

食用花ニラは、茎だけでなくつぼみもいただけるのが特徴です。食感は葉ニラよりやわらかく、甘みがあります。火を通すと花ニラの香りと甘みがより強く引き出されるため、炒めものやスープなどに適していますよ♪

食用花ニラの代表品種

テンダーポール

テンダーポールとは、花ニラ用に開発された品種で、食べやすい甘みと歯ごたえのある食感が特徴です。1年を通し安定して出荷される葉もの野菜のひとつでもあります。葉ニラよりも葉や茎の部分が固めなので、炒めものに最適な品種です。

マルイチポール

マルイチポールも花ニラ用の品種のひとつで、テンダーポール同様季節問わず収穫できることが特徴。テンダーポールと比較して茎が太めで、つぼみの数もやや多いです。シャキシャキした食感と茎の甘さが料理の味わいを引き立てます!

食用花ニラの旬の時期

花ニラは通年出荷されますが、旬の時期は春から夏の間です。特に5月~9月は出荷量がもっとも多くなり、甘みのある花ニラをおいしくいただけますよ。
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