7. 一度食べたら忘れられない「あんかけスパ」

スパイシーで粘度のあるのソース上に極太スパゲッティを盛り付け、炒めた具をのせた「あんかけスパ」。作り方も盛り付け方も独創的なこのスパゲッティを、名古屋人はこよなく愛しています。

具材はウィンナーとタマネギ、ピーマンが定番。野菜トッピングは「カントリー」、肉系トッピングは「ミラネーズ(またはミラネーゼ)」、その融合バージョンが「ミラカン」と、独特の愛称で呼ばれます。

魚フライをトッピングすると「バイキング」、ソースがカレー風味になると「インディアン」に変わるなど、まるで小さな万国博覧会。コショウたっぷりのあんかけソースが極太スパゲッティにしっかり絡み、忘れられない味になると、名古屋人以外のファンも続出中です。

スパイシーな味わいがクセに「スパゲッティ・ハウス ヨコイ」

「スパゲッティハウス・ヨコイ」が元祖だといわれている「あんかけスパゲッティ」。昭和38年に同店の創業者が、デミグラスソースとイタリア家庭料理のミートソースをヒントに作りました。

当時はまだ普及していなかったスパゲッティを広めるため、日本人好みに仕上げたヨコイのソース。肉と野菜の形がなくなるまでじっくり煮込んだスープに、黒コショウをたっぷりきかせたスパイシーな味わいが特徴です。

また、直径2.2mmの極太麺も同店ならでは。ゆで上げてからラードで炒め、香ばしさを加えたスパゲッティに特製ソースがよく絡みます。

ミラカン

970円(税込)
肉ベースの「ミラネーズ」と野菜ベースの「カントリー」を組み合わせた「ミラカン」は、「スパゲッティハウス・ヨコイ」の代名詞ともいえる不動の人気メニューです。

ウィンナー、ハム、ベーコン、タマネギ、ピーマン、マッシュルームを炒め合わせ、スパゲッティの上へ豪快にトッピング。スパゲッティと具の仲を取り持つように、あんかけソースがいい仕事をしてくれます。
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8. 見た目よりかなりあっさり!「味噌おでん(どて焼き)」

澄んだダシで大根や厚揚げ、コンニャクなどを煮込むイメージのおでん。しかし名古屋が誇る「味噌おでん」は、ダシも具も八丁味噌色に染まっています。初めて見る方はギョッとするかもしれませんが、食べてみると実にあっさり。

豆のみで醸造した八丁味噌の旨味と芳醇なダシが具材に染み込み、あとを引くおいしさです。この味噌ダシに浸した味噌串カツや、味噌ダシをかけたオムライスを提供するお店もあり、これまた絶品!赤褐色に染まった八丁味噌ワールドを存分に楽しんでみてください。

屋台のどて焼き屋からスタート「島正(しましょう)」

昭和24年に屋台「きむらや」として創業した「島正(しましょう)」。どて焼きの店として人気を博し、大繁盛したといいます。

店名のルーツとなったのが、新国劇の看板役者・島田正吾さん。島田さんが「きむらや」を気に入り、地面に届くほど長いのれんを寄贈したところ、常連客から「島正」と呼ばれるようになり、ついには屋号になりました。

八丁味噌で具材を煮た「どて焼き」は、一般的に「味噌おでん」の名で親しまれています。普通のおでんとは違って、塩味の付いた練り物は入れず、牛スジや大根、厚揚げや卵、コンニャクが基本。

大根は下ごしらえから10日もかけて味を染み込ませるというこだわりぶりです。この味噌ダシに揚げたての串カツをくぐらせた「味噌串カツ」も創業以来の名物です。

どてオムライス

800円(税抜)
見た目よりも驚くほどアッサリしているのに奥深い味わいな「どて焼き」のダシ。このダシをたっぷり含んだ牛スジの丼「どてめし」に、オムレツをトッピングした「どてオムライス」も必食です。

コクのある味噌ダシとオムレツのマイルドさが相まって、やみつきになるおいしさ。シメの「どてオムライス」分の余裕をお腹にもたせて「どて焼き」を楽しみましょう。
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