5. 甘辛&スパイシーがクセになる「手羽先唐揚」

「名古屋コーチン」を筆頭に、養鶏が盛んな愛知県。モモ肉やムネ肉などは精肉店や飲食店からも引っ張りだこですが、骨の多い手羽先はスープの材料にするのが関の山です。

この手羽先に目をつけたのが「風来坊」の創業者。発注したはずの丸鶏が入荷しないというピンチから発想を転換し、手羽先にひと手間加えてヒット商品へと育てあげました。

名古屋人好みの甘辛い手羽先の唐揚げは、今や名古屋メシの代表格。器用に骨を抜きながら食べる名古屋人の姿から、その愛着ぶりがうかがえます。

ピンチをチャンスにして羽ばたいた「風来坊」

「元祖手羽先唐揚」を看板に掲げた「風来坊」。昭和38年に九州から名古屋にやってきた創業者が、手羽先の唐揚げを開発しました。鶏料理の本場・九州で磨いた腕を名古屋で惜しみなく発揮し、当初は鶏半身の丸揚げ「ターザン焼き」が名物に。

ある日丸鶏の発注ミスに気づいて、やむなく使ったのが手羽先でした。秘伝のタレをつけて揚げたところ、想像以上のおいしさに。「ターザン焼き」には手が出なかったお客も、安くて気軽に頼めておいしいと、三拍子そろったメニューのとりこになりました。

元祖手羽先唐揚

1人前480円(税抜) ※写真はイメージです
肉のジューシーさを残しつつ、表面はパリッとなるよう二度揚げした風来坊の「元祖手羽先唐揚」。熟成ダレをくまなく塗り付け、特選の塩コショウとゴマを振って仕上げています。

甘辛くてスパイシーな味わいは、ビールのおつまみだけでなく、ご飯のおかずにもぴったり。公式ホームページで食べ方のレクチャーを見てから訪れると、一層楽しめると思いますよ。
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6. これが名古屋人の粒あん愛「小倉トースト」

バタートーストの上にたっぷり粒あんをのせた「小倉トースト」。この名を聞いただけで、名古屋人は即座にビジュアルを思い浮かべられます。

小倉あんは本来、こしあんに大納言あずきの蜜煮を加えたものですが、名古屋周辺では粒あんの代名詞的存在。バタートーストをぜんざいに浸して食べるお客からヒントを得て、喫茶店店主が考案したメニューです。

この組み合わせは、粒あん愛の強い名古屋人のハートを射抜き、市民権を獲得しました。大手パンメーカーも採用し、「小倉&ネオマーガリン」というサンドロールパンを発売。中部圏のスーパーでは不動の人気を誇っています。

古き良き喫茶店文化を受けつぐ「喫茶ニューポピー」

令和元年のオープンながら、古き良き名古屋の喫茶店を思わせる「喫茶ニューポピー」。実はご主人、昭和52年から名古屋駅前で30年近く営業していた「純喫茶ポピー」のご子息です。ポピーの趣を受け継ぎつつ、懐かしくて新しい温故知新なお店を開いたというわけです。

昭和の純喫茶を思わせる店内でいただけるのは、自家焙煎豆を挽き、一杯ずつ丁寧に入れるコーヒー。もちろん名古屋の喫茶店には欠かせない「モーニング」もおこなっています。

モーニングサービスのトーストに、プラス100円で自家製小倉あんをトッピングすることもできますが、名物の「鉄板小倉トースト」を単品で味わうのがおすすめ。温と冷の絶妙なハーモニーを堪能してみてください。

鉄板小倉トースト

750円(税別)
黒ゴマを練り込んだ厚切りトーストを鉄板にのせ、自家製の小倉あんとアイスクリームをトッピング。その上からコーヒーシロップをジュワッ!とかけるオリジナルメニューです。

カリカリのパンにバター、小倉あん、アイスクリームとコーヒーシロップが徐々に染み込み、複雑なハーモニーを奏でます。
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