ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

「発酵食品」の魅力にせまる

古くから日本人の生活に欠かせせない「発酵食品」。昨今の健康ブームを受け、身体への有用性がますます注目を浴びています。

発酵食品とは、微生物や酵素が食品成分を分解することによって生まれる食品のこと。「腐敗」も同じく微生物の作用によるものですが、人間にとって有益かどうかがその分かれ目となります。

保存性が高まる、うま味が増えるなどといったメリットのほか、発酵は人間の身体にどんな効果をもたらしているのでしょうか。(※1,2,3)

発酵食品がもたらす、身体にうれしい3つの効果

免疫力がアップする

ヨーグルトやチーズのほか、漬物などの発酵に関わる「乳酸菌」には、身体の免疫を活発にする作用や、抗アレルギー作用があります。乳酸菌が含まれる発酵食品を食べることで、免疫力アップが期待できますよ。(※1)

腸活に役立つ

乳酸菌には、腸内細菌のバランスを整える作用があるため、腸活に役立ちます。乳酸菌が関わる発酵食品のなかでも、食物繊維が豊富で整腸作用がある「漬物」は特におすすめです。また、味噌や醤油に含まれている「メラノイジン」には、乳酸菌の増殖を促す作用があります。(※1)

肌荒れ対策になる

腸内環境の乱れは、肌荒れの原因のひとつ。腸内に腐敗物がたまると、肌のターンオーバーの周期が乱れたりしてしまいます。発酵食品を摂って腸内環境を整えることで、肌荒れや吹き出物の対策につながりますよ。(※1,4)

効果を得るコツは「毎日、生のまま、組み合わせて」

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