ライター : 戸田千文

紙とWEBの編集ライター

福岡名物「博多餃子」ってなに?

豚骨ラーメンにモツ鍋、明太子など、たくさんある福岡グルメのひとつが「博多餃子」です。博多餃子とひと口に言っても、そのビジュアルはさまざま。

熱々の鉄板にのった「鉄板餃子」、小ぶりなサイズの「一口餃子」、豚骨スープで炊いた「炊き餃子」など、バラエティ豊かなのが博多餃子の特徴です。また、薬味として柚子胡椒を添えるお店が多いことも、特徴といえるでしょう。

昔ながらの餃子はもちろん、創意工夫あふれるニューフェイスまで、福岡に来たらぜひ訪れたいおすすめ店をご紹介します。

1. 女性や若者に人気「餃子のラスベガス」

2018年のオープン以来、美食家たちの注目を集めているのが「餃子のラスベガス」。店内はエリアが2つに分かれ、奥には人気ビストロ「Yorgo(ヨルゴ)」を併設。餃子専門店とビストロをはしごする人もたくさんいます。

日によりデザインが変わる大きなのれんをくぐると、おしゃれな店内が広がります。女性グループも利用しやすいお店です。

焼餃子

「餃子のラスベガス」では、注文後に皮を包んで作る餃子が堪能できます。季節限定の餃子も登場するので、ぜひいろいろ食べ比べたいところです。

一番人気は定番の「焼餃子」。もっちりした皮のなかにぎゅっと詰まった餡が特徴です。つけダレのアレンジもでき、「麻辣ダレ」や「しょうがマヨ」など味を変えながら楽しめるのも魅力。

お店のオリジナルデザイン瓶で提供される、ハイボールやレモンサワーと一緒に楽しみましょう!
店舗情報

2. 熱々の鉄鍋餃子といえば「博多祇園鉄なべ」

30年以上前に、博多の屋台で生まれた「鉄鍋餃子」。その元祖のお店が「博多祇園鉄なべ」です。丸い鉄なべにぎっしりと並ぶ餃子は、もはや芸術的。

テレビや雑誌など多くのメディアで紹介され、行列ができることも多い人気店です。餃子のほか、福岡名物の「おきゅうと」(海藻を固めた加工食品)や「酢もつ」なども味わえます。

焼餃子

年季の入った鉄板にのって提供される「焼餃子」は、鍋の形に沿って丸く焼き上がっているのが特徴。冷めにくいので、最後まで熱々で食べられます。

具も皮もすべて手作り。ひと口食べると肉汁がジュワ~ッとあふれ出します。口いっぱいに広がる、肉のうま味と野菜の甘味のバランスが抜群!

餃子のタレには、ぜひ福岡県産ゆずを使った自家製ゆず胡椒を加えてください。ゆずの香りとピリッと爽やかな辛味で、どんどん箸がすすみます。
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3. できたての一口餃子「馬上荘」

1957年創業の餃子店「馬上荘(ばじょうそう)」。「リヤカー部隊(リアカーで野菜や花を売る店)」で有名な西新商店街近くに店を構えています。小ぢんまりした店内は、開店と同時に満席となることも多いのですが、予約は不可。そのため、早めに来店するか、待ち時間覚悟で訪れましょう。

看板メニューの一口餃子のほかにも、リーズナブルなアラカルトメニューがたくさん。地元の常連客と並んで、おいしい餃子を楽しんでください。
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