焼きまんじゅう(群馬県)

甘じょっぱい味噌だれを塗り、香ばしく焼き上げた焼きまんじゅうは群馬県の郷土料理のひとつ。江戸時代後期、明治時代などから県内各地で食べられています。基本はあんが入っていない素饅頭で、焼く前に蒸してあるため表面はカリカリ、中はもっちり。焼きたてがアツアツでおすすめです。

鬼まんじゅう(愛知県)

愛知県民にはおなじみ“鬼まん”こと「鬼まんじゅう」。薄力粉や上新粉、砂糖で作った生地に、角切りのさつま芋を加え蒸しあげたものです。家庭科の調理実習で作ることもあり、県民にとってはなじみの深い食べ物。鬼や金棒を連想させる見た目からその名がついた、ともいわれています。

水まんじゅう(岐阜県)

透けて見えるあんが見た目にも涼やか。大垣に夏を告げるお菓子、水まんじゅうです。葛粉とわらび粉で作られる皮は、透明でぷるぷる!氷水を入れた器にのせていただきます。4月~9月のみ販売される期間限定商品で、菓子屋店頭に置かれた水槽に並べられ販売される様子は、街の風物詩となっています。

角煮まんじゅう(長崎県)

豚の角煮をふわふわの生地ではさんだ、角煮まんじゅうです。角煮は和・洋・中の食が絶妙に組み合わされた郷土料理、卓袱(しっぽく)料理に登場する東坡煮(とうばに)をアレンジしたもの。もっちりした皮と、こってりした豚の角煮のコラボがたまりません♪ 店舗ごとに味つけが異なるため、食べ比べも楽しめます。

かるかんまんじゅう(鹿児島県)

長崎名物かるかんで、あんを包んだ饅頭です。米粉を製粉したかるかん粉と、すりおろした山芋を使っているため、ふんわりやわらかなのにもっちり感もありますよ。こしあんとの相性も抜群です。生地にも甘味がありますが、あとに残ることもなく上品な味わい。家庭で作られることも多い郷土菓子です。

同じ味はナシ!いろいろな饅頭を楽しみましょう♪

おやつやお土産、お祝い菓子などにも用いられる饅頭は、日本人にはとても身近な食べ物。和菓子から中華まんじゅうまで種類も豊富で、似てはいても、ひとつとして同じものはありません。全国には、地域の特産品を材料にした饅頭が多数あります。旅行などで足を運んだ際には、ぜひご当地ならではの味を楽しんでくださいね♪
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