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2. ル ブリストル パリ
パリ8区にあるパレスホテルが手がける「ル ブリストル パリ」。シェフパティシエのジュリアン・アルヴァレズ氏は、2011年にはクープ・デュ・モンド(※)で優勝を経験しています。
2018年11月に完成したホテル内ショコラトリーで作られるショコラは、普段はホテル内のレストランやカフェでしか味わえないもの。サロショ2020は、パリへ行かずにそれを味わえるまたとない機会となります。
※クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー(フランス語:La Coupe du Monde de la Pâtisserie)。パティシエがパティスリー(洋菓子の製菓)の技術を競う国際大会のひとつ
3. フランク・ハースヌート & トム・ファンデフェーン
2011年のワールドチョコレートマスターズで世界チャンプとなり、コンサルタントとして世界中を飛び回っているハースヌート氏と、地元のユニークな素材との出会いを生かしたクリエーションが特徴的なファンデフェーン氏。ふたりのシェフのエッセンスを閉じ込めたアソートが登場します。
クレープを混ぜ込んだヘーゼルナッツのプラリネ、スモークしたカルダモンで抽出したガナッシュ、野菜感たっぷりなレッドキャベツのガナッシュなど、パッケージを埋めるボンボンはユニークなものばかり。展示会では口にするチャンスがなかったこれらのショコラ……、いったいどんな味わいなのでしょう。
4. タダシ ナカムラ パリ
故ジョエル・ロブション氏の愛弟子のひとりであり、15年に渡って東京/香港/パリにおけるプロジェクトのパティスリー部門を指揮した中村忠史氏。そんな同氏のプライベートブランドが、サロショ2020でデビューします。
上画像のボンボンショコラの構成は、キャラメルボム、ピスタージュシャリュトリューズ、マンジャリ、日本酒、プラリネキャラメル、カプチーノ、プラリネココ、シナモン、アールグレイ。レストランガイド「Le Guide Lebay」で最優秀デザートに選ばれたこともある中村氏が表現する、“キレのある甘さ”に注目です。
編集部厳選!注目5ブランド
フランスで大ブーム!シリアル尽くしのショコラに注目
キャラメル パリ
今回試食できたものの中で、個人的にもっともおいしく感じられたのがこちら。2017年パリのサロショにも登場し、現在注目度を高めている「キャラメル パリ」の「ヌガティーン」(画像内左。左側:かぼちゃの種、右側:ひまわりの種)です。
最近フランスで人気だという、シリアルを使ったショコラ。グリルしたシリアル、ミルク、水あめ、バター、砂糖を混ぜて焼き上げ、チョコレートでコーティングしています。焼き菓子のような香ばしさと、まろやかでしっかりとしたカカオの香り。加えて、シリアル由来のカリカリとした食感が楽しく、試食用として用意されたものにもかかわらず、つい何度も手を伸ばしてしまいました。
目にもおいしい♪インパクト系ショコラ
パトリック・ロジェ
2000年にMOFを得て、特にフランス国内で高い評価を受けている「パトリック・ロジェ」。自社農園で育てたこだわりの素材を使い、芸術的で独創的な、インパクトのあるショコラを生み出し続けています。
画像手前の「ボワット ドゥミ スフェール」(9個入り)は、ドーム型のショコラに3種類のフィリングを閉じ込めたもの。複数の絵の具を塗りつけたようなビジュアル、なかなかにインパクトがあります。
ちなみに、ひとつはライム風味のセミリキッドキャラメル、もうひとつにはヘーゼルナッツのプラリネが入っているとのこと。もうひとつのフィリングがどんな味わいかは、ぜひ会場で確かめてください。
フルーツショコラを食べるなら!
フランソワ・ジメネーズ
フルーツショコラの中で特に目をひいたのが、華やかな紫色のパッケージに入った「フランソワ・ジメネーズ」のショコラ。2015年のMOFショコラ部門のファイナリストになったフランソワ・ジメネーズ氏がオーナーを務める、フランス・リヨンに本店を構えるブランドです。
画像内中央の「ペルル ダムール」は、グリオットチェリーのアルコール漬けをフランボワーズショコラでコーティングしたもの。子どもが書いたようなパッケージのイラスト、ショコラの裏にハートが隠されているなど、散りばめられたハートモチーフがかわいいです。
お酒を効かせたアダルトな味わいは、男性に受けが良さそう。これ、バレンタインデーのギフトにピッタリなんじゃないでしょうか。
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