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石川県輪島『輪島朝市』
千年以上も前から続いているという『輪島朝市』は、約360mの商店街で毎朝行われており、200店以上の露店が立ち並びます。
奈良時代後期か平安時代はじめ頃に神社の祭日に物々交換をしていたことに端を発し、鎌倉時代には流通の発達によって月6回開かれる定期市になりました。江戸時代には北前船の航行とともに海外の品が並ぶように、現在では生活市から観光市として定着しています。
奈良時代後期か平安時代はじめ頃に神社の祭日に物々交換をしていたことに端を発し、鎌倉時代には流通の発達によって月6回開かれる定期市になりました。江戸時代には北前船の航行とともに海外の品が並ぶように、現在では生活市から観光市として定着しています。
女性が中心の活気ある市場
そして市場としては珍しい、女性が中心の朝市としても有名です。農家の野菜も漁師町の魚介類も女性を中心に活気づいている姿が、輪島の親しまれている朝市の風景です。こうした背景は輪島女の心意気とされる「亭主のひとりやふたり養えない女は女の風上に置けぬ甲斐性なしだ」という考えが由来ともされています。
輪島と言えばアワビを始めとして日本海の豊富な栄養を取り込んだおいしい魚介類の宝庫。名物の魚醤「いしる」も有名なので、石川県に行く機会があったら早起きして足を運びたい朝市です。
現在、輪島朝市は令和6年元旦の大地震と大規模火災の影響で臨時休業しています。全国からの支援により力強く復興に向けて活動を続けており、現在は輪島市外への「出張輪島朝市」の取り組みもスタートしました。見かけた際は、ぜひ立ち寄って復興に向けた支援をしましょう。
現在、輪島朝市は令和6年元旦の大地震と大規模火災の影響で臨時休業しています。全国からの支援により力強く復興に向けて活動を続けており、現在は輪島市外への「出張輪島朝市」の取り組みもスタートしました。見かけた際は、ぜひ立ち寄って復興に向けた支援をしましょう。
おすすめポイント
- 奈良時代後期か平安時代はじめ頃から続く朝市
- 日本海の豊富な栄養を取り込んだ美味しい魚介類が魅力
- 復興に向けて「出張輪島朝市」の取り組みも
岐阜県飛騨高山『宮川朝市』
岐阜県・飛騨高山の路上で毎朝行われている「宮川朝市」は、「陣屋前朝市」と共に高山の風物詩として観光には欠かせないものとなっています。
鍛冶橋から弥生橋までの宮川沿いに所狭しと立ち並ぶ露店では、観光客のみならず、地元旅館の板前や飲食店の方も朝市で食材を調達するほど活気のある朝市です。高山の朝市も歴史は長く、古い記録では江戸時代から開かれていた桑市がその始まりとされています。
鍛冶橋から弥生橋までの宮川沿いに所狭しと立ち並ぶ露店では、観光客のみならず、地元旅館の板前や飲食店の方も朝市で食材を調達するほど活気のある朝市です。高山の朝市も歴史は長く、古い記録では江戸時代から開かれていた桑市がその始まりとされています。
旬の食材や民芸品を見ながら食べ歩きも
朝市では旬の食材が立ち並び、野菜や漬物などの加工食品のほか、民芸品や花などの植物も立ち並びます。お腹がすいたらおいしいコーヒーを片手にたい焼きなど、食べ歩きもおすすめです。
また春になると、宮川沿いの桜が満開となり、春の朝市の風物詩になっています。今や岐阜の大人気観光スポットとなっている朝市に、ぜひ一度足を運んでみましょう。
また春になると、宮川沿いの桜が満開となり、春の朝市の風物詩になっています。今や岐阜の大人気観光スポットとなっている朝市に、ぜひ一度足を運んでみましょう。
活気がわかる動画はコチラ
おすすめポイント
- 江戸時代の桑市が始まりの飛騨高山の名物朝市
- 山の恵みや民芸品も並ぶ種類豊富な露天
千葉県勝浦『勝浦朝市』
テレビや雑誌でも度々取り上げられる「勝浦朝市」は400年以上もの歴史を持つ、勝浦を代表する文化のひとつです。朝市が始まったのは1591年、当時の勝浦城主だった植村土佐守泰忠(うえむらとさのかみやすただ)が漁業と農業を奨励し、町の中心地を農水産物の交換の場として開設したのが始まりとされています。
勝浦の新鮮食材と屋台グルメを堪能
露店は四季折々の特色があり、春先の山の恵みや夏野菜、実りの秋などの農産物や勝浦の海の恵みが季節によって多種多様に並びます。もぎたての旬の果物や自家製無農薬野菜など地元で採れた新鮮な野菜類をはじめ、干物や鮮魚など海の恵みもあり、どれも目移りしてしまうものばかりです。
また食材のほかにもかわいらしい雑貨屋さんや食べ歩きにぴったりな飲食店など、露天の種類も豊富です。自家製のお惣菜や和菓子、コーヒースタンドなど、ほっこりとした朝の時間を過ごせます。寒い季節には時期に合わせて豚汁などを取り扱うお店もあるので、心温まる勝浦の朝のおもてなしを堪能しましょう。
おすすめポイント
- 江戸時代から始まった勝浦の文化として親しまれる朝市
- 勝浦の海の恵みはもちろん食べ歩きグルメも充実
佐賀県唐津『呼子朝市』
大正時代から続いていると言う「呼子朝市」。初めは魚が取れたときに市ができる程度でしたが、人が集まるにつれて店も増え、商店街になり、市として毎日開かれるようになりました。
もともとは呼子や近隣の人の生活市でしたが、国定公園の指定やイカのブランド化などが進み、観光客が集まるようになったため、現在では観光市としてにぎわっています。
もともとは呼子や近隣の人の生活市でしたが、国定公園の指定やイカのブランド化などが進み、観光客が集まるようになったため、現在では観光市としてにぎわっています。
食べておいしい!見て楽しい!鮮度の高いイカを堪能
そして呼子と言えば何より有名なのが、イカです。呼子のイカの透明度は全国的にも屈指で、お造りのモチモチ感と甘さはほかでは味わえないと有名です。透明な「イカの活きづくり」はSNSでも話題を呼んでおり、ほかにも多数のイカグルメを堪能できます。
また呼子でイカと言えば知る人ぞ知るのが、メリーゴーランドの何倍もの速度で回り続けるイカです。面白い見た目ではありますが、天日干しの何倍もの早さでイカを干せます!
食べておいしい、見て楽しいと観光スポットとしても高い満足度です。楽しい朝市とイカを見るなら、呼子に行くしかないですね♪
食べておいしい、見て楽しいと観光スポットとしても高い満足度です。楽しい朝市とイカを見るなら、呼子に行くしかないですね♪
おすすめポイント
- 大正時代から続く港で賑わう朝市
- 鮮度抜群のイカグルメは必食
今や四大朝市!旅先で活気づいた朝市へ足を運ぼう♪
いかがでしたか?旅行に行くとついつい朝ゆったりしてしまいがちですが、早起きして朝市に出向くと、その土地の特色などもわかって楽しいのでオススメですよ!
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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