ライター : 大山 磨紗美

発酵食健康アドバイザー / 発酵文化人

多国籍料理が味わえる「シンガポール」

シンガポールは中国やマレー、インドなどアジア系の民族が集まる多民族国家です。食文化もそれぞれの国の影響を受けたものが多く、それぞれの食文化が融合したメニューもあります。 また、家で調理をすることがあまりないのでどの家庭も外食が基本。屋台が集まるフードコートのような場所に行けば、さまざまな食文化のお店が集まっているので、食べたいものを自由に組み合わせることができるんですよ! それではさっそく、シンガポール料理のなかでも代表的な8つのメニューをご紹介しますね。

シンガポールのおすすめ料理8選

1. チキンライス

シンガポールのチキンライスは「海南鶏飯(ハイナンジーファン)」と呼ばれます。中国系の鶏料理で、ゆでた鶏肉とご飯とセットになっています。ご飯を炊くときに鳥のゆで汁を使うのでごはんそのものに鳥のうまみがあるのも特徴です。 鶏肉はやわらかく煮ており、冷ました後のゼラチン質も一緒に味わうため冷たいまま、ネギやチリ風味のソースと一緒にいただきます。

2. カヤトースト

カヤトーストはシンガポールの伝統的な朝ごはんです。「カヤ」はシンガポールの言葉で豊かなという意味。砂糖、卵、ココナッツミルク、と現地の植物であるパンダンの葉が入っています。パン団はバニラのような香りがあり、カヤジャムはこってりとした甘さです。 カヤトーストは、パンにカヤジャムをサンドしたもの。お店によってはバターを一緒にはさんでいますよ!

3. バクテー

パクテーはもとはマレーシアの肉を使ったスープ、「肉骨茶」と書かれることもあります。豚バラや内臓の肉を、桂皮・丁子・胡椒などの香辛料と一緒に煮込み、レタスやキノコ類が入っています。 スパイスの効果で薬膳風の煮込み料理、お酒にもご飯にもよく合いますよ!土鍋でそのまま提供されることも多い料理です。

4. ラクサ

ラクサは、マレー料理と中国の料理が融合したマレーのニョニャ料理が発祥。シンガポールで食べられるラクサはココナッツミルクとピリ辛で濃厚な味わい。ビーフンが使われていたり、具材はエビやゆで卵、魚介などお店によってバリエーションもさまざまです。 日本でも人気のアジア麺のひとつで、キットも販売されています。現地では食べ比べメニューとしても人気ですよ!

5. チリクラブ

カニを丸ごと一匹チリソースで炒めた料理です。シンガポールで観光客に人気の料理のひとつで豪快にかぶりついていただきますよ! ソースはエビのチリソースのようなテイストですが、ワタリガニを使っているのでカニの甘みやジューシーな味わいが楽しめます。チリクラブにはご飯や饅頭が添えられることが多く、カニのエキスが出たチリソースをつけながら最後まで食べつくしましょう。
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