ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

業務スーパーのムール貝でベルギー名物を再現♪

Photo by muccinpurin

お得な海外食材の宝庫、業務スーパー。今回はそんな自慢の冷凍アイテムの中から 「殻付きムール貝」をご紹介します。 日本でムール貝といえば、レストランで食べるパエリアやパスタにいくつかのっている程度で、メインとして扱われることはほとんどありませんよね。 そんなムール貝も、ベルギーやフランスでは「ムールフリット」と呼ばれる、ムールをメインとした料理で愛されています。業務スーパーのムール貝を使って、手軽にベルギー名物を味わってみましょう♪

鍋一杯で1人前!? 「ムールフリット」とは

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ベルギーと聞いて思い浮かぶ食べ物といえば、ワッフルやチョコレート、さらにビールも有名ですね。それらに加えて、現地で愛されているフードのひとつが「ムールフリット」。 鍋一杯のムール貝に、ベルギー人が熱愛するフリット(フライドポテト)が付いてくる、まさにベルギーのソウルフード。隣国・フランスやオランダなど広くヨーロッパで愛されています。 運ばれてきた瞬間、その盛りのよさと、フライドポテト×ムール貝の組み合わせの意外さに、一瞬驚いてしまいます。いざ食べてみるとその相性のよさと食べやすさから、あれよあれよという間に食べきってしまうからまた驚きです。

たっぷり入って290円!

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「殻付きムール貝」500g 290円(税込)
業務スーパーの「殻付きムール貝」は500g入りで290円(税込)。 パッケージ写真にもあるように、本場ベルギーでは大鍋でどーんと提供されます。 ベルギーの隣国・フランスを訪れた筆者が、初めてムール貝を頼んだときにも、その鍋いっぱいに盛られたムール貝を前に、例に漏れず「これで一人分ですか?」と聞き返したほど。

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特筆すべきは下処理済であること。ムール貝は海のなかで岩に張り付くために「足糸(そくし)」という、糸のような屑が付いています。これをたわしで取り除くのがかなりの手間。業務スーパーのムール貝は既に足糸を取り除いてあり、そのまま調理できるんです。 さらに、すでに加熱してあるので、電子レンジで温めるだけで食べられるという手軽さがありがたいですね。

氷は捨てないで!

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今回は鍋で調理するので、パッケージを開封。すると、ムール貝がゴロゴロと出てきます。数えてみると34個も入っていました。 さらに、白く濁った氷が付いていますが、これが重要。すでに加熱してあるので、この氷は旨みの塊。捨ててしまわないように気を付けましょう。

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「フライドポテト ストレート」211円(税込)
ちなみに今回添えたフリットは、業務スーパーで手に入るベルギー産の「フライドポテト ストレート」。いろいろな種類のフライドポテトを取り扱っていますが、現地でもっとも多いのがこちらのストレートタイプです。 たっぷりと1kg入って211円(税込)とコスパ最高で、大人数が集まるパーティーにも使えそうですね♪

白ワインとともに蒸すだけ♪

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大鍋にあけ、スライスしたにんにく1かけ分と白ワイン200ccを注ぎます。 ぴったりと蓋をして火にかけ、ムール貝の口が開くまで10分ほど火にかけましょう。蒸しているうちにフリットの準備もお忘れなく。 口が開いたら、仕上げにバターをひとかけ加えて、溶かしながら全体を混ぜ合わせて完成です!

蒸したてホカホカを味見!

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ふたを開けると、立ち上る湯気とともに、磯の香りがふわっと漂います……。白ワインとにんにくの香りも食欲をぐいぐい刺激……! 冷めないうちにさっそくいただきます!

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本場では、ムール貝の殻で身をピンセットのように使って「パクッ!」と食べます。この方法なら子どもでも簡単に食べられて、フォークもナイフも必要ありません。 日本にも「あさりの酒蒸し」がありますが、ムール貝の旨みはあさりのさらに上をいく濃厚さ。白ワインのキレのある香りも、ムール貝の濃厚な旨みによくマッチするんです。 ぷりっとした身は、食べ応えがありながらもやわらかいので、スイスイ食べ進められます。

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ムール貝の合間に、フリットをつまみます。 揚げたてのフリットは、いもの甘みも十分で安定のおいしさ。とりわけベルギー産のじゃがいもは、甘くておいしいとヨーロッパでも指名されるほど、評判が高いんです。

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やっと鍋底が見えてきました。ここで、ムール貝の旨みがたっぷりと詰まったスープにフリットを浸します。 濃縮された磯の旨みが、甘いフリットに染み込むというのが、この料理での最大の喜びです。ひとたび味わえば、ベルギー人がなぜムール貝とフリットをセットで食べるか、その理由がわかるはずです。 さっぱりとした白ワインと貝の旨みが、じゃがいもの甘さをより引き立てて、いいお口直しに。気分も新たにさらにムール貝が進みますよ♪
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