ライター : Raico

製菓衛生師 / スイーツ&フードアナリスト / フードライター

ホワイトデーのお返しに贈るお菓子の意味って?

ホワイトデーは、主にバレンタインデーにお菓子をもらった男性が、3月14日に相手の女性にお返しをする日です。バレンタインはチョコレートを贈るのが定番で、ホワイトデーはクッキーやキャンディ、マシュマロなどのお菓子のほか、アクセサリーといったギフトが贈られます。

実はホワイトデーに贈るお菓子によって、それぞれ意味があるのをご存じでしょうか。お菓子の意味を理解しておくと、お返しのギフトがスムーズに選べますよ。

チョコレート「現状維持」「あなたと同じ気持ち」

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バレンタインにチョコレートを贈るのは一般的ですが、ホワイトデーにチョコレートを贈ると「現状意味」「進展はない」という意味になります。その一方で、贈られたものと同じチョコレートを返していることから、「あなたと同じ気持ち」という意味もあります。

またホワイトデーは、「純白」「ピュア」といったイメージからホワイトチョコレートの商品が多く並びますが、贈る側からは特別な意味はありません。

マロングラッセ「永遠の愛を誓う証」

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栗をまるごとシロップに漬けて煮込み、バニラやブランデーなどで風味付けする、世界三大銘菓のひとつ。ほっくりとした栗の風味とシャリシャリの食感、香りのよさが上品で、一粒ずつ個包装されたタイプはとても高級感があります。

紀元前にアレキサンダー大王が最愛の妻にマロングラッセを作った逸話があり、「永遠の愛を誓う証」という意味が込められ、ヨーロッパでは男性から女性に贈る習慣のあるお菓子。ホワイトデーにぴったりで、本命の方へのお返しにおすすめです。

ティラミス「私を元気づけて」

Photo by Macaroni

「私を元気づけて」「私を気にかけて」という意味がある、ティラミス。直接的には元気づけてくれるお菓子という意味です。その一方で、卵や砂糖は精力をつけてコーヒーは眠気が冷めることから、イタリアでは夜のお菓子という意味もあります。

かつて昔夜遊びをする男性に女性が「相手をして」というメッセージを込めて、ティラミスをふるまいました。そのためホワイトデーでは本命以外に贈るときは、注意が必要です。

キャンディ「あなたのことが好きです」

Photo by macaroni

硬くて口に含んでもなかなか溶けないことから、「甘い関係を長く続けたい」「関係が壊れない」「あなたのことが好きです」という意味があります。


単価が安くてあまり見映えはしませんが、実はキャンディは本命のお返しにぴったり。そのためほかのお菓子と組み合わせて贈るとよいでしょう。

金平糖「あなたが好き」

金平糖は、表面に凹凸の付いた小さな砂糖菓子です。小さな砂糖の粒から丁寧に時間をかけて作られることから、「夫婦が時間を込めて家庭を築く」という意味が込められ、縁起物として結婚式の引き出物にも使われます。

「あなたが好き」「永遠の愛」という意味があり、本命のお返しにおすすめです。現在はカラフルな商品も増え、見映えがするデザインやユニークな味のものも出ています。
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