ライター : mau_naka

調理師 / 漢方コーディネーター / 発酵食品マイスター

ぬかってどんなもの?

普段食べている“白ごはん”に使われている白米は、玄米を精米したものですよね。この玄米を精白して白米を作る時に出る、胚芽と種皮の混合物を「糠(ぬか)」といいます。脂肪やタンパク質、ビタミン B1などが多く含まれているんです。

主な利用法

油分が多いので、圧搾して「米ぬか油」を絞ることができます。また家畜の飼料や、栽培の肥料としても利用されるようですが、身近な使い方と言えば「ぬか床」ですよね。塩や水などを混ぜて、野菜類を漬けて作るお漬物の“ぬか漬け”の材料として使われますよ。

ぬか床の作り方

まずは、おいしいぬか漬けを作るのに大切な「ぬか床」を作りましょう。 ご紹介のレシピは基本のぬか床ですので、作ってみると意外と簡単♪ 材料や工程も少なくとってもシンプルなんですよ。これを使って毎日お漬物を作ったり、干したみかんの皮やショウガなどを加えるといったアレンジをすることで“わが家のぬか床”に成長させていくんです。
▼詳しいぬか床の作り方はこちら。

ぬか床の手入れと保存方法

手入れ方法

乳酸菌による発酵の力を利用して作るぬか漬けですから、お手入れはとっても大切。「ぬか床は生きている」と例えられるほどです。基本は1日1回、ぬか床を底から上下を入れ替えるように混ぜましょう。お漬物を取り出した時にもかるく混ぜておくといいですよ。 混ぜた後は、表面を押して空気を抜いておきます。フタをする時は縁についたぬかを必ず拭き取るようにしましょう。

保存方法

ぬか床にとって快適な温度は20~25℃ほど。これ以上になるとダメになってしまったり、これ以下になると乳酸菌の働きが鈍くなってしまいます。ただ、最近ではこの鈍くなる事を利用して、冷蔵庫で保管する方法も広く知られるようになりました。 家族の人数が少なかったり、食べる量が少ないなら、数日掛けて漬かれば十分ですよね。お手入れも週に一度でよかったりと、手軽に始められる方法でもあるんです。

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