5.【鍋】宮崎製作所「十得鍋」

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「最初に買ったのは10年くらい前です。それぞれバラで売っているので、それから少しずつ買い集めました。似たお鍋はほかのメーカーからも発売されているんですけど、この『十得鍋』はかっこつけすぎていないところと実用性の高さがわたし好み。ちゃんと取っ手もありますし、収納に場所を取りませんし、このふたひとつで3サイズのおなべに流用できるところもすばらしい。本当に便利です。身近にいる独身者には、このお鍋を3サイズ持っておくようアドバイスしています」

5.【その他】ガラス製の耐熱ティーポット

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「セレクトショップで見つけたもの。ずっとこういうものがほしくて、ひと目ぼれでした。実はフラスコなどの実験道具をつくっている会社の製品で、当然のように耐熱性。このなかにハーブを入れてハーブティーを淹れるんですけど、ポットの中でお湯とハーブが対流する様子を見るのがすごく楽しいんです」

7.【ホットプレート】レコルト「ホームバーベキュー」

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「今度お仕事でかかわるアイテムなんですが、使ってみたらすごくよかった。何枚か形状の違うプレートが付属しているんですが、特にグリルパンが優秀です。溝の具合もいいですし、プレートの下に水を入れられるので、お肉や魚を焼いても煙が少なく、においもひかえめ。炉端焼きでもグリル料理でも、気軽に手軽に楽しめます」

道具はもっと少なくていい。

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「たぶん、料理家のなかでは道具をもっていないほうだと思うんです。でも、それで十分。わたしくらいで大丈夫だって声を大にしていいたい」と橋本さん。気に入ったものは色違いやサイズ違いまでそろえたくなるという人もいますが、食のプロである彼女が少ない道具で日々の調理をこなしているのなら、仕事として料理をしないわたしたちがもつ調理器具はさらに少くてもいいのかもしれません。 キッチンのスペースには限りがあり、道具をしまっておける場所というのはそう多くありません。見せる収納で上手に見せる方法もありますが、ぎっしりと道具が置かれているのはイヤという人もいるでしょう。橋本さんの調理器具選びには、そんな悩みの解決に役立つヒントが詰まっていました。
取材・構成/小林萌(macaroni編集部)、文・写真/植松富志男(macaroni編集部)

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