連載

【料理上手の台所 vol.69】日本と家庭という視点。麻生怜菜さん愛用の調理器具たち

料理と向き合い生活している食のプロに、味の決め手となるお気に入りを訊く連載企画。今回は「あそれい精進料理教室」を主宰する精進料理料理研究家・麻生怜菜さん愛用の調理器具をご紹介。「国産品」と「時短」を調理器具選びのテーマに据える理由とは?

2018年8月18日 更新

Today's Foodie

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麻生怜菜/精進料理研究家、(社)全国料理教室協会代表理事

結婚後、夫の実家がお寺であったことをきっかけに、お寺の行事食に関わり、伝統的な和食(特に精進料理)に興味をもつ。日本の伝統食、特に精進料理の考え方や調理法、食材などに感銘を受け、伝統的な調理法や食材を、現代のトレンドと融合した食文化の発信する場として、2011年より「あそれい精進料理教室」主宰。現在は、日本大学生物資源科学部非常勤講師(日本食文化史/おいしさの科学)・フードアナリスト1級認定講師として、講師・講演活動。日本食文化史・精進料理研究家として日本の伝統食の考え方やレシピを発信。

できるだけ国産のものを。

できるだけ国産のものを。

Photo by macaroni

著書『寺嫁ごはん』(幻冬社)で知られる精進料理研究家の麻生怜菜さん。自身の主宰する「あそれい精進料理教室」の生徒数はのべ2400人に上り、都内屈指の人気を誇る料理教室として注目を集めています。老若男女を問わず、これまでさまざまな生徒を指導してきたといいますが、「最近の受講者層にはちょっとした変化が見られますね」と麻生さん。

「和食がユネスコ無形文化遺産に登録されて以降、外国からいらっしゃる方が増えてきました。菜箸やすり鉢など、料理教室で使った道具を購入して帰国される方もいらっしゃるので、調理器具はできる範囲で国産を選ぶようにしているんです。食材・道具なども含めて日本の良さを知ってもらえたらいいなと思っています」

これからご紹介する愛用品は、日本が世界に誇るメイド・イン・ジャパンの品々。麻生さんが海外からの方にも自信をもっておすすめする道具とは、一体どのようなものなのでしょうか。早速お気に入りの7点について、ご本人にその魅力をご紹介いただきましょう。

1.【包丁】グローバル

1.【包丁】グローバル

Photo by macaroni

「新潟県の燕三条に本社を置く吉田金属工業さんのアイテムのなかでも、刀身から柄までオールステンレスの『GLOBAL』シリーズがお気に入り。切れ味のよさ、シンプルなデザインはもとより、錆びにくくて手入れがしやすいところに惹かれます。購入してから約5年、我が家の家庭用包丁のなかでも一番使っている包丁かもしれません」

2.【鍋】バーミキュラ

2.【鍋】バーミキュラ

Photo by macaroni

「無水調理で素材の味を存分に引き出してくれる鋳物ホーロー鍋。職人さんによる手作業で一点一点をつくっていて。蓋と本体の接合部分にいたっては、なんと0.01mm単位の精度で削り出しているのだとか。煮物やシチュー・カレーなど、野菜だけの水分で煮込めて、本当においしく仕上がります。今ぐらいの季節だとラタトゥイユは頻繁につくるメニューのひとつ。精進料理の場合は、鶏肉の代わりにゴボウやきのこ類を入れて、コクと旨みを引き出しています」
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macaroni編集部

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