「シャケ」と「サケ」はどっちが正解? ふたつの名前で呼ばれる理由とは

日本人には馴染み深い「鮭」。脂ののった濃厚な旨みが人気ですが、「サケ」と「シャケ」あなたはどちらで呼んでいますか? 人によって呼び方が変わりますが、正解は一体どちらなのでしょうか。今回は、ふたつの名前で呼ばれる理由をご紹介します。

2019年5月14日 更新

ライター : 調理師/mau_naka

調理師

フードスペシャリスト/ふぐ取扱登録者/発酵食品マイスター/発酵食健康アドバイザー/漢方コーディネーター/薬膳調整師。やんちゃな男の子ふたりを育てながらも大好きな料理に関する追及…もっとみる

どちらで呼んでる?「シャケ」と「サケ」の違い

鮭という漢字は「シャケ」と「サケ」のどちらで呼ぶのが正解なのか、誰もが一度はよぎったことのある疑問ではないでしょうか。実際、みなさんはどちらの呼びかたをしていますか? 今回は、なぜふたつの呼び方があるのか、違いは何かをお話しします。

シャケとサケは、どちらも同じ!

結論から言うと、ふたつの呼び方がありますが実は同じものなんです。「シャケ」と「サケ」どちらの読み方も正しく、同じ「鮭」を指すので違いはありません。広辞苑に書かれている読みは「サケ」なので、正しい読み方としては「サケ」、それが転して「シャケ」という読み方が広がったようです。

呼び名の違いにはさまざまな説が

では、なぜ鮭はふたつの呼び方ができたのでしょうか。そのことに関しては、さまざまな説があるんです。どれを信じるかは、あなたしだいですよ。

アイヌ語から

「鮭(サケ・シャケ)」の語源には諸説ありますが、なかでもアイヌ語が語源とする説が有力と言われています。 アイヌ語には「サクイベ」や「シャケンベ」という言葉があり、これは鱒(マス)を意味しているのです。

なまりや方言から変わった説

江戸時代に「さ行」をうまく発音できない人たちが訛って「サケ」のことを「シャケ」と読んだ、という説もあります。 しかし、江戸弁を使う関東以外で、近畿地方や九州地方にも「シャケ」と読むエリアは多数。よって、方言で「サケ派」と「シャケ派」を分けるのはむずかしいようです。

調理前と加工後の違い説

生きている鮭は「サケ」、捕獲されて加工されたものが「シャケ」とする説もあります。また、捕獲されても調理前は「サケ」、調理後加工されたものが「シャケ」など、調理前と後で呼び名が変わるという説もまことしやかに囁かれています。
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