ライター : おさとう

栄養士 / webライター / フードスペシャリスト

常備菜はこんなお料理

常備菜の特徴は?

常備さとは時間があるときやお休みの日にまとめて作っておけるお料理のことで、日持ちするため、次の日のお弁当や毎日の朝・昼・夜ごはんに活用することができます。和食なら佃煮やお漬物、洋食ならマリネやピクルスが代表的ですね。衛生面をキッチリ気を付けていれば、大体のものは2~3日・長いものなら1週間以上、冷蔵庫で保存しておけるものまであります。 常備しておくと便利で、忙しいときには調理時間の節約にもなる強い味方です。ほかのお料理にリメイクできるものなら飽きずに食べやすく、1つのお料理で2つ以上のおいしさを楽しめるというメリットもありますよ。

日持ちさせるためのコツは?

常備菜を日持ちさせるコツは、調理の仕方と保存方法にあります。塩分のある調味料やお酢・お砂糖・トウガラシやカラシのような辛いものを多く使っているほど雑菌が繁殖しにくく、保存期間を長くすることができます。保存中に食材から余分な水気が出てこないようにすることや、加熱調理でなるべく水分を飛ばすようにすることも大切なポイント。 加熱して作ったものはアツアツのうちに保存容器に入れ、しっかり熱が取れてから、すみやかに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。保存容器はフタで密閉できるタイプのものを選び、キレイに洗ってあるものを使うのも肝心です。キッチン用の消毒スプレーを使うとより安心ですし、ホーローやガラス製の容器なら、煮沸消毒してもいいですね。 お料理を取り分けるときに、清潔なカトラリーを使うことも忘れないようにしましょう♪

作っておいたものを食卓に出すときは?

もしかしたら増えているかもしれない雑菌を死滅させるため、冷蔵庫から取り出したものをそのままではなく、しっかり再加熱してから食べるのが基本です。 例外はお漬物やマリネなど、冷たい状態で食べる常備菜。あくまでも個人判断になってしまうのが難しいところですが、しっかり衛生的に管理していて2~3日以内であれば、再加熱なしでも食べられます。心配な方は早めに加熱しておいて、食卓に出すときまでに冷ましておくといいでしょう。熱を加えると食感が変わってしまうからと中途半端な温度で再加熱するのは、かえって雑菌が好む温度になってしまうことがあるので注意してくださいね。 どんなに気を付けていても雑菌の侵入や繁殖を防げないこともありますので、食べる前に、おかしな匂いがしたり味がしないかどうかもチェックしておきましょう!

お弁当に入れるときの注意点は?

作ってから日にちが経ってしまったものは、入れないほうが無難です。食べものが傷みやすい暑い季節にも、あまりおすすめはできません。使うときはしっかり再加熱してからが基本です。

お弁当にも便利で簡単な常備菜レシピ7選

1. ショウガがアクセントの甘辛味「肉そぼろ」

小さなお子さんから大人まで幅広く好まれる、人気の常備菜ですね。卵そぼろやおひたしと合わせるだけで、お手軽3色そぼろ弁当になってくれます。ごはんに乗せておいしいだけでなく、サラダや冷ややっこのトッピングにも。オムレツ・炒めもの・スープの具にしたり……と、さまざまな料理へのリメイクが自在です。

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