アルミ鍋はIHで使える?

近年、安全性や多彩な機能によりIHヒーターを導入しているお家も増えてきましたね。そこで注意したいのが、IHはガスとは異なり調理器具に制限があること。一般的に鉄かステンレスの鍋の使用を推奨していますので通常のアルミ鍋はもちろん、お気に入りのホーロー鍋やキャセロールが使えないこともあります。 そこで最近注目されているのが「オールメタル」が装備されているIHヒーターです。これなら鉄やステンレスの鍋だけでなく、アルミ鍋や銅鍋を使えます。お家のキッチンがどのタイプか確認しましょう♪

鉄・ステンレス加熱方式

IHとは電磁誘導加熱、つまり電磁調理器を意味しています。ガスを使わないので火も出ません。非常に安全性が高いのが魅力です。電磁誘導なので、どの鍋が使えるかは鍋底に磁石が付くかどうかで見分けることもできますよ。 光熱費を抑えたい方やすでにIH対応の鍋でそろえている方は、従来から標準タイプで装備されている鉄やステンレス対応のIHヒーターがおすすめです。どうしてもアルミ鍋が使いたい!そんな方は、IHに専用プレートを置いたり、IH対応のアルミ鍋を購入してくださいね。

オールメタル加熱方式

IHヒーターの中に、オールメタル加熱方式を採用したヒーターが登場しています。IHに「ALL METAL IH」と表示がありますので、気になる方は確認してみてください。このオールメタルが採用されたIHであれば、愛用していたアルミや銅鍋など、多くの種類の金属鍋を使用できます。オールメタル非対応のIHクッキングヒーターに比べ機器代金が高くなりますが、鍋選びに困ることはなさそうです。 熱伝導のよいアルミの雪平鍋や、中まで火の通った煮物をじっくり作りたい!という方にはオールメタルを検討してみてくださいね♪

アルミ鍋は黒ずみやすい?

アルミ鍋の黒ずみの原因

とっても使いやすいアルミ鍋ですが、すぐに黒ずんでしまったなんて経験をされた方いませんか? その黒ずみは、鍋のコーティング「酸化皮膜」が傷付くことではがれてしまい、アルミの素地が表に出てしまったことが原因で起こります。アルミ素地が料理中、もしくは水拭きしなかったことによって残った水分と、複雑な化学反応を繰り返すことにより黒色化反応(黒く見える状態)を起こします。 基本的に無害な成分ですが、黒ずんだ鍋で作るお料理は何だか楽しくありませんね。

どういった作用で黒ずむか、どんな食品やお手入れが原因か

アルミ鍋の素材は、もともと空気に触れると酸化しやすいのが特徴です。その酸化による腐食から守るために、アルミ鍋には人工的に薄い酸化皮膜(アルマイト)がコーティングされています。 そのアルマイトにも弱点があります。このアルマイトは酸性、アルカリ性の強い食材や料理と反応すると溶解、はがれてきてしまうのです。また、お手入れについても、ステンレス製のたわしでこすったり、空炊きも摩耗の原因となります。
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