ライター : 吉田 鈴

繊細なカクテル「ダイキリ」とは

カクテルのひとつ「ダイキリ」を飲んだことはありますか?ホワイトラム、ライムジュース、砂糖だけで作る、とてもシンプルなカクテルです。

ダイキリの度数・味わい

度数は25度前後。ひと口飲むと、ライムジュースの香りと酸味がいっぱいに広がり、実に爽やかな味わいが堪能できます。

ダイキリはそのシンプルさゆえに、奥が深く、バーテンダーの腕が試されると言われているとか。材料のシンプルさに加え、甘みと酸味の絶妙なバランスが味の決め手になるんです。1ccの違いで味が大きく変わるため、バーテンダーの高い技術と繊細さが求められます。

ダイキリの語源

19世紀後半、キューバのダイキリ鉱山で働くアメリカ人、ジェニングス・コックスにより命名されました。坑夫たちが、暑さしのぎに特産のラムにライムを絞り込み、砂糖を入れて飲んだのが始まりといわれています。 当時のキューバはスペインから独立したばかりで、独立を支援するアメリカはダイキリ鉱山に多くの鉱山技師を送り込んでいました。彼らは休みともなると街に繰り出し、このダイキリを楽しんでいたそうです。

カクテル言葉は「希望」

カクテルにも花言葉のように、「カクテル言葉」というものがあります。ダイキリは「希望」。知っていると盛り上がりそうですね。カクテルを注文するときに、カクテル言葉で思いを込めてみてはいかがでしょうか。真っ白なダイキリに、明日への希望を託す……というのも、ちょっと素敵ですよね。

ダイキリの基本の作り方

材料(1人分)

・ホワイトラム……45cc ・ライム(またはレモン)ジュース……15cc ・砂糖……ティースプーン1杯 ・氷……適量
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ