ほかの部位と比べると

種類カロリーたんぱく質脂質
牛ハラミ288kcal14.8g27.3g
牛ロース212kcal20.1g15.4g
牛カルビ338kcal14.4g32.9g
牛タン318kcal13.3g31.8g
(※6,7,8,9)
牛ハラミ100gあたりのカロリーと栄養素を、ほかの部位と比較してみましょう。上記4種類のなかだと、牛ハラミのカロリーは牛ロースに次いで2番目に低く、牛ハラミのカロリーは低めであることが分かります。

また、焼肉で人気の高い牛タンも意外と高カロリーな食材。脂がのったジューシーな味わいの牛カルビは、牛ハラミと50kcalも差がありますよ。なお、焼肉のたれやポン酢しょうゆなどの調味料をつけると上記よりカロリーが増えます。

たんぱく質は牛ロースに比べると少ないですが、牛カルビとは同程度含まれています。また、脂質は牛カルビ、牛タンより少ないですが、牛ロースと比べると11.9gも差があります。

牛ハラミに含まれる栄養

栄養

  1. 身体を作る「たんぱく質」
  2. エネルギー源になる「脂質」
  3. 酸素の供給に関わる「鉄」
  4. 代謝をサポートする「ビタミンB12」
  5. 強い抗酸化作用を持つ「ビタミンE」

身体を作る「たんぱく質」

ハラミ100gあたり、たんぱく質を14.8g含んでいます。たんぱく質は、筋肉や臓器など身体を作るためにとても大切な栄養素です。また、たんぱく質は1gあたりにつき、4kcalのエネルギーを作り出します。

私たちの身体の中には、数万種類ものたんぱく質があります。身体の代謝や機能を調節したり、免疫に関わったり、さまざまな作用を担っていますよ。(※6,10,11)

エネルギー源になる「脂質」

ハラミ100gあたり、脂質を27.3g含んでいます。脂質は主に身体を動かすために必要な栄養素です。炭水化物やたんぱく質は、1gあたり4kcalのエネルギーを作り出します。対して、脂質は1gあたり9kcalものエネルギーを作り出せるので、非常に効率のいいエネルギー源と言えますよ。

ほかにも、皮下脂肪として体温を保ったり、ビタミンAをはじめとした脂溶性ビタミンの吸収を促進したりする作用がありますよ。とても大切な栄養素ですが、脂質の摂りすぎは肥満につながるので注意しましょう。(※6,11,12)

酸素の供給に関わる「鉄」

ハラミ100gあたり、鉄を3.2mg含んでいます。鉄は赤血球のヘモグロビンに多く存在しており、酸素の供給に関わる栄養素です。

鉄は動物性食品に含まれるヘム鉄と、植物性食品に含まれる非ヘム鉄に分けられます。ヘム鉄は非ヘム鉄と比べると吸収率が高いのが特徴です。動物性食品であるハラミに含まれる鉄はヘム鉄なので、体内に吸収されやすいですよ。(※6,13)

代謝をサポートする「ビタミンB12」

ハラミ100gあたり、ビタミンB12を3.8μg含んでいます。ビタミンB12はたんぱく質の合成や、アミノ酸・脂肪酸の代謝をサポートするほか、葉酸と連携して骨髄で赤血球を生成するはたらきがあります。主に動物性食品や藻類に多く含まれてますよ。(※6,14)
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