ライター : 茂山 夏子

カフェイン量が史上最強のコーヒー誕生!

近年、世界でもっとも強いコーヒーが南アフリカに降臨して話題になっているのをご存知でしょうか?その名も「ブラック・インソムニアコーヒー」。ちなみに、「insomnia=不眠症」という意味です。この危険な名前は、たった1杯分のカフェイン含有量が1日の摂取目安量の2倍に相当することに由来しています。 今回は、世界を騒然とさせる「ブラックインソムニアコーヒー」について調査いたしました。

ブラックインソムニアコーヒーって?

ITEM

世界で最も濃いコーヒー ブラックインソムニアコーヒー (豆) [並行輸入品]

¥4,200

※2020年7月10日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
インソムニア豆のパッケージは、漆黒の袋に大きなバツ印が特徴。封を開ける前から「危険ですよ」というメッセージが伝わってきますね……。 ブランドいわく、ブラックインソムニアは純粋で最高級のコーヒーとのこと。ブラジル、エクアドル、グアテマラ、ルワンダから厳選した豆を絶妙な配合でブレンドしているんです。

ケープタウンのカフェで飲める!

そんなインソムニアコーヒーは、ブランドの本場である南アフリカ・ケープタウンのカフェで味わうことができます。観光客に人気のカフェ&バー「シフトエスプレッソバー(Shift Espresso Bar)」など、いくつかの店舗で取り扱いがあるようです。

インソムニア豆はカフェイン量が世界一!

ブラックインソムニアに含まれるカフェインの量は、世界一を誇ります。なんと、12オンス中702mgものカフェインが含まれているのです。(1オンス=28.3495g)
ちなみにスタバで販売されている人気のコーヒー「パイクプレイスロースト」のトールサイズは、同じ12オンスで235mg。つまり、インソムニアはパイクプレイスの約3倍ものカフェインが含まれていることになります。

デス・ウィッシュを上回るカフェイン量

ブラックインソムニアコーヒーが発売される以前は、「デス・ウィッシュ」(訳:死の願望)という商品が世界一カフェイン量の多いコーヒーでした。 コーヒー豆は深煎りすることで味や香りが引き立ちますが、焙煎段階でカフェインが抜けてしまいやすいことがデメリット。豆選びから厳選し、カフェイン量を保ったまま深みのあるダークな味わいを追求してつくられたのがデス・ウィッシュコーヒーです。発売当初は高品質なオーガニックコーヒーとしても話題になりました。
そんなデス・ウィッシュのカフェイン量は、12オンスで660mg。インソムニアは702mgということで、約40mg上回っています。今ではNo.2となってしまいましたが、十分多すぎるカフェイン量ですね。 実際にデス・ウィッシュコーヒーを飲んだ方からは「天気のいい日にこのコーヒーを飲みながら読書をする。こんな素晴らしい日はない!」「シナモンを混ぜて飲むと最高に好み」などの感想が寄せられています。

1日のカフェイン摂取量の目安は300mg

近年、カフェインの摂りすぎによる中毒症状などが問題視されていますよね。世界保健機構WHOでは、1日のカフェイン摂取量は300mgまでに控えるべきと推奨しています(厳密には体重によって異なります。健康な成人は400mgまで……など)。 1日に500gを超えるカフェインを継続して摂取すると、嘔吐や睡眠障害といったカフェイン中毒の症状が出てくる恐れがあるのです。それを考えると、12オンスで702mgというブラックインソムニアは、かなりリスクの高いコーヒーであることがわかりますね。 ※ちなみに、ブラックインソムニアの公式サイトにも「危険なレベルのカフェインです」との注意書きがありました……。
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