どの焼き方が一番おいしいの?

では、どの焼き方が一番おいしくステーキを食べることができるんでしょうか?これは人それぞれで、好みによるというしかありません。しかしよほどこだわりがある方以外、その日のお肉の状況を把握しているお店のシェフにおまかせするのが、もっとも得策だといえるでしょう。

家庭でステーキをおいしく焼くコツ

1. 肉は常温に戻してから焼く

肉は冷蔵庫などに入れてある場合、取り出して常温に戻して焼きましょう。焼く30分前に出しておくのがベストです。肉が冷たいと、表面は焼けているように見えても、中身は火が通っていなかったり、焼きすぎて肉をかたくしてしまったりなど、うまく焼けない原因になるので、注意してくださいね。

2. 塩コショウは直前に

肉に塩コショウをふることは、味つけの役割だけでなく、肉をさらにおいしくする効果も発揮します。塩をふると焼いたとき表面のたんぱく質が早く固まって、肉の旨みをぎゅっと閉じ込めてくれるんですね。そのうえ表面の水分によって塩が溶け、濃い食塩水のようになり、それを薄めようと肉は奥にある水分を引き出そうとするため、身がしまって焼きやすくなるのです。
しかし塩をふってしばらく放置しておけば、肉汁がたくさん流れ出して旨みを逃すことになるので、塩コショウをかけるのは焼く直前にしましょう。
また塩はまんべんなくかけないと、熱の伝わり方が均等にならず、焼きムラのもとにもなるので、やや高い位置からきめ細かくふりかけることが大事です。

3. 鉄板(フライパン)はジュワーと音がするくらい熱しておく

フライパンは分厚いものほどステーキには適しており、特に鉄製やステンレスがおすすめです。フライパンを煙が出るまでよく熱し、油は多めにそそいでフライパン全体に行きわたらせたうえで、一度捨てます。
短時間で肉の表面のたんぱく質を固めると、旨みを逃さないというお話は上でもしてきましたが、そのためには、やはり事前にフライパンを強火でジュッというほど熱くしておくのもポイントです。
▼お肉の詳しい焼き方はこちら

ブルーからウェルダンまでお好みのステーキを♪

いかがでしたか?上質なお肉が思いがけなく手に入ったとき、スーパーで安くステーキ用の肉が買えたときなども、ご紹介してきた焼き方を参考にしてみてくださいね。
ちなみにレアより生の状態に近い「ブルー」は、当然生肉の味わいも強く残した焼き方です。牛肉のたたきに少し似ているといっていいかもしれません。「ウェルダン」はしっかりと火を通すので、お家で実践しやすい焼き方です!ぜひ試してみてくださいね♪
▼肉好き必見!知っておきたい情報はこちら
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