世界で一番重い板チョコは一体何グラム?

日本の板チョコは50~60gが平均と言われていますが、世界的に見るとどうなのでしょうか。また、世界でもっとも重い板チョコはどれぐらいの重さがあるのでしょうか。

現段階では、アルメニア共和国の首都であるエレバンにて作られた板チョコが世界でもっとも重たいとされており、ギネス記録にも認定されているのだそうです。このチョコレートを作ったのは、エレバンにあるチョコレート工場「グランドキャンディ工場 」で、創立10周年を記念し作られました。遊び心があって、なんだか心が和みますね。

さらに、この板チョコはただ大きいだけでなく、原材料にも徹底したこだわりを持っているのだそうです。なんと天然成分100%、添加物を使用せず、アンチエイジングにも効果的とされているポリフェノールを含むカカオが70%も含まれてます。その厚さは25cm、重さ4410kg、大きさは大きさは5.6mx2.75mだそうです。いったい総カロリーはいくらになるのでしょうか。

当時、この式典は現地のテレビで中継されたそうですよ。ちなみに、これ以前の世界でもっとも重い板チョコの記録は2007年のイタリアのもので、重さ3580キロだったそうです。

何のためにあるの?板チョコの気になる溝

国やメーカーに限らず、どの板チョコにも必ずと言っていいほどある溝。これはいったい何のためにあるのでしょうか。確かに、そのまま食べてもおいしいとは言え、なかなか板チョコを一度で食べきることはないです。後々のことを考えると溝があった方が割りやすく、少しずつ食べるのに便利ですよね。

ですが、板チョコの溝はどうやらそのためのものではないようなのです。なんとチョコレートを均一に冷やしやすくするためのものなのだそう。溝があることで溝の間を冷風が抜け、冷風が当たる面積が増えてチョコレートを均一に冷やすことができるのだそうです。

なんとなく「割りやすいから?」「少し食べて残しておくのに便利だから?」と思っていた板チョコの溝ですが、こんな理由があったんて驚きですね。

ちなみに溝がないとチョコレートの中心に冷気が届きにくくなり、冷え具合にムラができ、口溶けが悪く、おいしさも半減してしまうそうですよ。また、この溝は特に重さとは関係がないようです。

板チョコの重さは経済状況によって変動する!

板チョコの重さと気になる溝の理由、いかがでしたか。普段何気なく食べている板チョコですが、その重さは世界の経済状況によって大きく変動していることが分かりました。また、あまり気にしていなかった溝にもきちんとした理由があるのですね。 猛暑日が続いていた夏が終わり、チョコレートがおいしい季節!世界の経済状況の影響で多少重さや価格に変動がありながらも、毎年当たり前のように食べることができるチョコレート。そのありがたみを感じ、今年の秋冬もお気に入りのチョコレートを見つけてみましょう。
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