猫がまたぐほど不味い魚「ねこまたぎ」とは?トロっと溶けるあの赤身だった

みなさんは「ねこまたぎ」という言葉はご存知でしょうか?初めて耳にする方いると思いますが、この言葉は魚について指しています。一体意味を持つ言葉なのでしょう。調べてみると、地方によって意味が違っているようです。ここで、詳しくご紹介します。

2017年12月11日 更新

「ねこまたぎ」北海道では?

「ねこまたぎ」と聞いてどんな意味を想像しますか。「ねこがまたぐ?」文字だけ見ると、こうなりますよね。「ねこまたぎ」という言葉の意味を調べてみると、「魚が好きな猫でも食べずにまたいで通るほど味の悪い魚」あるいは「猫が食べるところがないほどキレイに身を食べた後の魚の骨」を表しています。

一方は「味の悪い魚」、もう一方では「おいしい魚」と真逆の意味ですが、どちらが本当なのでしょう。地域によっても意味が違ってくるようです。
例えば、北海道で「ねこまたぎ」は、「ほっちゃれ」を指しているとか。「ほっちゃれ」とは、産卵時期前後の鮭のことです。鮭は海に出て、また川に戻ってくる習性があります。川に戻ってきた鮭たちは、色は褪せ、鱗や脂も落ち、食べてもおいしくありません。そこで、「そんな魚を放ってやれ」といった意味から産卵時期前後の鮭のことを「ねこまたぎ」と呼ぶようになったそうです。

代表的な「ねこまたぎ」は「ヒイラギ」

「猫でも食べない魚」という意味の代表的なものは「ヒイラギ」です。ヒイラギは小骨が多く食べるのには向かないため、そう呼ばれているそうです。また「ねこまたぎ」のほかに「ねこ泣かせ」とも呼ばれていたとか。ヒイラギの他に、昔はイワシやサバも「ねこまたぎ」と呼ばれていました。

関西圏は北海道とは正反対

北海道で「ねこまたぎ」は「味の悪い魚」を指します。しかし関西圏ではその正反対「猫が口にできる部分がないくらい、身のない魚の骨」を意味しているのだそう。

骨だけを残してきれいに魚を食べるのは、簡単なようで意外とむずかしいですよね。魚をきれいに食べるには、箸の使い方や食べる順番がポイントだそうです。北海道と関西圏でどうして正反対の意味になったのでしょう。そこのところはよく分かっていません。

マグロのトロ「ねこまたぎ」説

日本人が一番好きなお寿司のネタは「マグロ」ではないでしょうか。その中でも「大トロ」や「中トロ」は、高級なお寿司屋さんで食べると、一貫びっくりするような値段です。どうして「トロ」と呼ばれているのかご存知でしょうか。その理由は、「とてもやわらかくて、口に入れたときに『とろっ』と、とろけるような感じがする」からだそうです。

現在では高級な魚として定着している「マグロ」ですが、アジやサバよりも価値が低く、江戸時代お刺身で食べられていたのは赤身だけで、赤身に比べてトロは腐りやすく、味が落ちるため、「ねこまたぎ」と呼ばれていたそうです。
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peridot99

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