ライター : チョビ子

監修者 : 谷口 ももよ

薬膳料理研究家

レモングラスとは

「レモングラス」は、イネ科オガルカヤ属の多年草です。アジア料理やカリブ料理でも使用されているハーブで、ポピュラーなものでは、トムヤムクンに使用されています。また、葉を乾燥させてハーブティーとして利用されることも多いです。 レモングラスそのものは、南インドやスリランカなど、東南アジアに多く生息する植物です。高さが1.5mほどになり、1mにもなる細長い葉をつけます。レモンのようなフレッシュな風味がすることから「レモングラス」と呼ばれるようになりました。

精油としても大活躍

葉と茎からとれる精油は世界中で多く活用され、香料などに利用されています。精油を使った療法・アロマテラピーに用いられることもあり、エステなどで体験された方もいるのではないでしょうか。 精油の芳香は虫が嫌う匂いでもあり、化学物質を使いたくない人の虫よけスプレーとしても利用されることがあります。

レモングラスが持つ栄養

カリウム

レモングラスには、豊富なカリウムが含まれています。カリウムは細胞液の浸透圧を調整する役割があり、過剰に摂取されたナトリウム(塩分)の排出を促す作用もあるので、むくみが気になる方は積極的に摂りたい栄養素です。(※1)

カルシウム

言わずと知れた、骨や歯を構成する主成分であるカルシウム。ビタミンDと一緒に摂取することで、効率よく体内で活用できます。筋肉を動かしたり、神経を安定させるためにもカルシウムは必要不可欠です。(※2)

鉄分

鉄分は、赤血球内のヘモグロビンの元となる栄養素で、身体中に酸素を運ぶために大切な成分です。十分に摂取できてなかったり、生理や出産などで体内の鉄分が不足すると、貧血症状があらわれてしまいます。たんぱく質やビタミンCと一緒に摂ると、吸収率が高まりますよ。(※3)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ