ライター : 塚本 晴香

管理栄養士 / webライター

監修者 : 谷口 ももよ

薬膳料理研究家

レモングラスとは

「レモングラス」は、イネ科の多年草です。アジア料理やカリブ料理でも使用されているハーブで、ポピュラーなものでは、トムヤムクンに使用されています。また、葉を乾燥させてハーブティーとして利用されることも多いです。

レモングラスそのものは、南インドやスリランカなど、東南アジアに多く生息する植物です。高さが1.5mほどになり、1mにもなる細長い葉をつけます。レモンによく似ているフレッシュな香りがすることから「レモングラス」と呼ばれるようになりました。

精油としても大活躍

葉と茎からとれる精油は世界中で多く活用され、香料などに利用されています。精油を使った療法・アロマテラピー・エステなどに用いられることもあり、体験された方もいるのではないでしょうか。

精油の芳香は虫が嫌う匂いでもあり、化学物質を使いたくない人の虫よけスプレーとしても利用されることがあります。

レモングラスの効果効能について

効果効能

  1. 殺菌・消臭作用
  2. 消化を助ける
  3. 抗酸化作用
  4. リラックス作用

殺菌・消臭作用

レモングラスは、強力な抗菌作用を持つハーブです。そのため、感染症対策はもちろん、皮膚の分泌物のバランスを整えにきび対策にも役立ちます。また、レモンによく似たさわやかな香りによる消臭作用も期待でき、ルームフレグランスにもおすすめです。(※1)

消化を助ける

レモングラスには、シトラールと呼ばれる精油成分が含まれています。シトラールには、消化促進作用があり、胃の健康を保つはたらきが期待できますよ。また、胃の痛みを和らげる作用も持っています。(※1,2)

抗酸化作用

生きていくために、私たちは酸素を使いエネルギーを作ると同時に活性酸素も生じています。活性酸素とは、老化やシミ、しわ、さまざまな病気の要因となる物質です。ストレスや紫外線、たばこ、多量飲酒などの外的要因によっても増加します。

レモングラスの精油は抗酸化作用を持ち、活性酸素から体を守ってくれますよ。(※3,4)
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