目次
小見出しも全て表示
閉じる
重曹とクエン酸の性質の違いをまず知ろう!
重曹の性質について
弱アルカリ性で調理器具の油汚れや電化製品の手垢を落としてくれます。冷蔵庫内や生ごみなど酸性のにおいの消臭にも役立ちます。バスルームの浴槽の汚れ落としにも使うことができます。
【注意点】
やわらかい素材は重曹の粒で傷ついてしまうこともありますので気をつけてください。天然の素材やアルミは色が変わってしまうこともあるようです。また手荒れすることもありますので、皮膚の弱い方はゴム手袋をして扱うようにしましょう。
目の中に入ると痛みを感じるので、すぐに水で洗い流すようにしましょう。それでも痛みが収まらない場合は病院に行ってください。
クエン酸の性質について
酸性であり、水の中のカルシウムが固まってしまった水垢や石鹸垢を落とすのに役立ちます。洗濯槽にこびりついた炭酸カルシウムをとりのぞくこともできます。アルカリ性のにおいの消臭、トイレのアンモニア臭などがそうですが、消すことができます。
【注意点】
大理石に使うと溶けてしまうことがあるので気をつけましょう。鉄製のものにつけるとさびることもあるそうなのでその点も注意です。市販の塩素系洗剤と混ぜ合わせると有毒ガスができることがあるので混ぜないようにしてください。こちらも目に入ると痛みを感じますのでそこも気をつけてくださいね。
掃除するときに準備するものは?
霧吹き(スプレー)・スポンジ・ゴム手袋・雑巾・空のボトルを準備しておきましょう。霧吹きは重曹やクエン酸を水で溶かして使うときに重宝します。クエン酸用・重曹用とそれぞれに1つづつ用意しておくといいでしょう。空のボトルは重曹を入れるのに使います。さっと重曹をふりかけて使えるので便利です。
スポンジと雑巾はクエン酸に使用します。クエン酸は水で溶かして使うことが多いですので、専用のスポンジ・雑巾を用意してもいいかもしれません。ゴム手袋は重曹の掃除のときに使います。手荒れしないようにです。
なお、重曹・クエン酸を新しく買うという場合、薬用や食用のものは割高なので、ホームセンターなどで販売されている「掃除用」のものが安いのでそちらを購入しましょう。重曹は100円ショップで売っているところもあります。
重曹とクエン酸の具体的な使い方
重曹
重曹を掃除で使うときは、そのままふりかけてスポンジでこすったり、重曹を水で溶かしたスプレーで吹きかけたりして使います。ガスコンロや洗面台、流し台の上にふりかけてスポンジでこすればピカピカになりますよ。
カップについてしまった紅茶やコーヒーの黄ばみもとることができます。重曹水を入れたスプレーで冷蔵庫の消臭も。
クエン酸
クエン酸を掃除で使う場合は、スプレーで吹きかけたり雑巾にしみ込ませたりして使います。クエン酸を水で溶かしたスプレーは、まな板や三角コーナーの除菌・テーブルやフロアのふき掃除に役立ちます。
電気ポットにクエン酸を入れてお湯をわかして水垢を除去するのや洗濯物の黄ばみ防止にも役立ち、柔軟剤代わりにも使えます。
ポットの場合、満水にして5グラム前後のクエン酸を入れて溶かし1時間ぐらい通電し、お湯を捨ててから残っている汚れをとりのぞいてよくすすぎましょう。
柔軟剤代わりにする場合、すすぎが終わり近くで透明な水になっているのを確認しクエン酸を入れます。水30リットルにつきクエン酸1グラムが基準です。しばらく洗濯機を回し、クエン酸がまんべんなくいきわたったら脱水して干しましょう。
- 1
- 2
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
暮らしの人気ランキング