ライター : china0515

フードアナリスト2級

福島県大熊町の復興のシンボル「おおくまベリー」コラボプロジェクトが始動

Photo by 福島県大熊町生活支援課

2011年の原発事故による全町避難の影響で、特産品であった梨やキウイの栽培が途絶えるという苦難を経験した福島県大熊町。

2019年に一部地域の避難指示が解除されると、約8年ぶりに町の農業が再始動し、町主導のもと、いちごを新たな特産品にしようと「ネクサスファームおおくま」が誕生しました。そこで育てられているブランドいちご「おおくまベリー」は、復興の象徴として少しずつ認知を広げています。

今回、その魅力をより多くの人に知ってもらうため、都内の人気店とのコラボレーションが実施されました。

おおくまベリーとは

Photo by 福島県大熊町生活支援課

「おおくまベリー」は、福島県大熊町が復興のシンボルとして展開するブランドいちご。ネクサスファームおおくまで栽培された複数の品種を総称した呼び名で、季節に応じて異なるいちごが出荷されています。

完全室内の⽔耕栽培により環境を細かく管理しているため、無農薬の安心感に加えて、いちご本来の⽢み・酸味・⾹りのバランスが安定しています。

都内の人気店でコラボレーションを実施

Photo by 福島県大熊町生活支援課

2026年3月20日(金)~2026年3月29日(日)の期間、レストラン「俺のフレンチ 銀座」、アサイーボウルとスムージー専門店「BeB BOWLS & BAR」、揚げサンド専門店「Age.3 ASAKUSA」で、「おおくまベリー」を使用したコラボメニューが提供されました。

会員制レストランで開催された、一日限定のディナーでも提供

Photo by china0515

唯一無二の琉球フレンチを提供する、西麻布の会員制レストラン「ル・リアン」では、おおくまベリーを使った一夜限りのプレス向け試食会が開催されました。

シェフを務める安里歩シェフは、南青山のフレンチの名店「ラ・ロシェル」で13年にわたり研鑽を積み独立した実力派。

Photo by china0515

この日は “おおくまベリー” の「紅ほっぺ」を使用。生ハムと合わせた前菜や、いちごのソースで仕上げた魚料理など、いちごの新たな可能性を感じられるコースが提供されました。

真鯛の昆布締めカルパッチョ

Photo by china0515

利尻昆布で昆布締めにした桜鯛に、いちごと新玉ねぎのソースを添えたひと品。

桜鯛は身がしまっていて、旨みが凝縮されており、軽やかな新玉ねぎのソースと濃厚ないちごとよく合います。宮古島のハイビスカス塩が旨みをより引き立てます。

噴火湾ホタテのムニエル

Photo by china0515

噴火湾の活ホタテのムニエル。肉厚な帆立の旨みをフランボワーズビネガーなどで仕上げたいちごのソースが引き立てます。

火を入れて燻製にした肝は香ばしく、燻製の芳醇な香りが食欲を掻き立てます。一緒に添えられた小松菜の菜花のソテーも相まってより春らしいひと皿。
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