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炊飯後にご飯を放置してしまい、不安になるのは自然なこと
ご飯を炊いたあと、ついうっかり保温を忘れてしまうのは、決してめずらしいことではありません。特に、外出準備、家事、育児など、やるべきことに追われているなかで炊飯器の操作がおろそかになってしまうのはありがちです。
放置したご飯を食べても大丈夫か不安になるのは、家族の健康と安全を心から考えている証拠。食中毒のリスクを考えると、特に小さな子どもがいる家庭では、食品の扱いについて慎重になるのは当然のことといえます。この不安を解消するためにも、正しい判断の目安を知っておきましょう!
放置したご飯を食べても大丈夫か不安になるのは、家族の健康と安全を心から考えている証拠。食中毒のリスクを考えると、特に小さな子どもがいる家庭では、食品の扱いについて慎重になるのは当然のことといえます。この不安を解消するためにも、正しい判断の目安を知っておきましょう!
炊飯器で保温しないと、ご飯に何が起こるのか
炊飯器の電源を切って保温を停止すると、ご飯は時間とともに状態が変化しはじめます。これは、ご飯がもともと水分量の多い食品であり、温度変化の影響を受けやすいという特徴を持っているからです。 ご飯の温度が炊飯後の高温から常温に近づくにつれて、主に2つの変化が起こります。
水分が失われて乾燥する
1つ目は乾燥です。炊飯器を開けていなくても、内釜に残った水分が徐々に蒸発し、ご飯の表面が硬くなったり、パサついたりします。これは炊飯器のフタが完全な密閉状態ではないためです。
においや状態が変化する
2つ目は、においや状態の変化です。ご飯の温度が40度~60度という細菌が繁殖しやすい危険な温度帯に留まると、耐熱性のない細菌が増殖しはじめます。この細菌が原因で、酸っぱいにおいや、ご飯が糸を引くような粘りが出てくることがあるのです。
炊飯後、ご飯をできるだけ早く安全な温度に下げる必要があります。なぜなら、食中毒菌が増殖しやすい温度帯に留まる時間が長くなり、食中毒のリスクが高まるからです。
放置したご飯は食べても大丈夫?判断の目安
食べられる可能性があるケース
放置したご飯でも、食べられる可能性があります。1つ目は、放置時間が短い場合です。炊飯器の保温機能は切れていても、内釜の余熱によってしばらくは温度が保たれています。特に、炊飯器のフタを開けずに2時間以内で再加熱や保存処理に移れた場合は、細菌が増殖し始める危険な温度帯(約40~60℃)を通り過ぎている場合があるからです。
2つ目は、見た目やにおいに異常がない場合です。ご飯に糸を引くような粘り気が出ていないか、色が変わっていないかを確認し、酸っぱいにおいや、カビ臭いような違和感のあるにおいがないことをチェックしてください。異常がなければ、すぐに電子レンジで再加熱して食べられる可能性があります。
2つ目は、見た目やにおいに異常がない場合です。ご飯に糸を引くような粘り気が出ていないか、色が変わっていないかを確認し、酸っぱいにおいや、カビ臭いような違和感のあるにおいがないことをチェックしてください。異常がなければ、すぐに電子レンジで再加熱して食べられる可能性があります。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。
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