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四代続く青果店「フランクズ・クオリティ・プロデュース」
1926年創業の「Frank’s Quality Produce(フランクズ・クオリティ・プロデュース)」は、パイク・プレイス・マーケットに根を張る四代続く家族経営の青果店。
市場では “シアトルの隠し味” とも呼ばれ、観光客だけでなく、地元の個人経営レストランからも厚い信頼を集めているのだそう。
市場では “シアトルの隠し味” とも呼ばれ、観光客だけでなく、地元の個人経営レストランからも厚い信頼を集めているのだそう。
店頭には新鮮な果物や野菜、ハーブが、色鮮やかに並びます。ここは世界中から高品質な食材を集める場所であり、完熟の見極めはさすがのひと言。
試食した果物は香りが立ち、ひと口で質の違いがわかりました。
試食した果物は香りが立ち、ひと口で質の違いがわかりました。
名産チェリーを使ったお菓子「チュカー・チェリーズ」
ワシントン州名産のチェリーを主役にした菓子店「Chukar Cherries(チュカー・チェリーズ)」。1988年、家族経営のチェリー農園からスタートし、1992年にパイク・プレイス・マーケットへ出店。以来、訪れる人が必ず立ち寄る定番スポットとなっています。
看板商品は、保存料を使わず自然乾燥させたレーニアチェリー。噛むほどに甘みとやさしい酸味が広がり、果実そのものの力強さを感じます。ダークやミルクチョコレートをまとわせたひと粒は、チェリーの風味を引き立てる上品な仕上がり。
すべてワシントン州で作られている点も、旅のお土産に選びたくなる理由です。
すべてワシントン州で作られている点も、旅のお土産に選びたくなる理由です。
ガイドのニックが一押ししていたのが「honey pecans」。手が止まらなくなる魔性の味。
クラムチャウダーの名店「パイク・プレイス・チャウダー」
港町シアトルにとって、クラムチャウダーは海の恵みを味わうための、日常に欠かせない存在。その代表格が、2003年創業の「Pike Place Chowder(パイク・プレイス・チャウダー)」です。
この日も店先には行列ができ、観光客はもちろん、地元の人で大にぎわいでした。
この日も店先には行列ができ、観光客はもちろん、地元の人で大にぎわいでした。
全米ブラインドテストで何度も受賞し、殿堂入りを果たした実力派。近くで穫れる新鮮な食材を使い、すべて店内で仕込むチャウダーは、定番のニューイングランド風をはじめ、スモークサーモン入りやマンハッタン風まで幅広いラインアップ。
ニューイングランド風のクラムチャウダー。旨みが幾重にも重なるクリーミーな味わいから、海とともに生きてきたシアトルの食文化そのものが、伝わってきました。
ジンジャービア専門店「レイチェルズ・ジンジャービア」
2013年、パイク・プレイス・マーケットに旗艦店を構えたジンジャービア専門店「Rachel’s Ginger Beer(レイチェルズ・ジンジャービア)」。
同店のジンジャービアは、シアトルの新鮮な水に、レモン、サトウキビ糖、しょうがを合わせて作られています。辛味は強すぎず、自然で澄んだ味わいが印象的。
ジンジャービアを使ったカクテルやアイスクリームフロートまでそろい、時間帯や気分を選ばず立ち寄れる懐の深さも魅力。マーケット散策の合間に、覚えておきたい一軒です。
同店のジンジャービアは、シアトルの新鮮な水に、レモン、サトウキビ糖、しょうがを合わせて作られています。辛味は強すぎず、自然で澄んだ味わいが印象的。
ジンジャービアを使ったカクテルやアイスクリームフロートまでそろい、時間帯や気分を選ばず立ち寄れる懐の深さも魅力。マーケット散策の合間に、覚えておきたい一軒です。
新感覚のヨーグルトジェラート専門店「ヘレニカ・カルチャード・クリーマリー」
プロバイオティクスのヨーグルトジェラート専門店「Hellenika Cultured Creamery(ヘレニカ・カルチャード・クリーマリー)」。
ギリシャにルーツを持ち、オーストラリアで育ち、シアトルに居場所を見つけた三兄妹が紡ぐ、家族経営の人気店です。
ギリシャにルーツを持ち、オーストラリアで育ち、シアトルに居場所を見つけた三兄妹が紡ぐ、家族経営の人気店です。
ジェラートのベースとなるのは、自家製の “Cultured Milk(カルチャードミルク)”。乳酸菌などの微生物によって発酵させたミルクのことなのだそう。
濃厚でありながら、ほのかな酸味があり、後味は驚くほどさっぱり。もし日本に上陸したら、注目を集めるのは間違いなさそうだと感じました。
濃厚でありながら、ほのかな酸味があり、後味は驚くほどさっぱり。もし日本に上陸したら、注目を集めるのは間違いなさそうだと感じました。
シアトルっ子に愛されるトルコ料理屋「ターキッシュ・ディライト」
1980年代にイスタンブールから移り住んだ夫婦が始めた家族経営のトルコ料理店「Turkish Delight(ターキッシュ・ディライト)」。
アジア、ヨーロッパ、中東の食文化が交差するイスタンブールの味をベースに、スープからデザートまで本格的でカジュアルな料理を提供しています。
店に入ると、お母さんがにこやかな笑顔で迎えてくれ、初めてでも肩の力が自然と抜ける空気。
アジア、ヨーロッパ、中東の食文化が交差するイスタンブールの味をベースに、スープからデザートまで本格的でカジュアルな料理を提供しています。
店に入ると、お母さんがにこやかな笑顔で迎えてくれ、初めてでも肩の力が自然と抜ける空気。
この日試したレンズ豆のスープは、軽やかで、体にすっと染み込むやさしさ。滋味深く、思わず深呼吸したくなる味わいでした。
食後には、店名にもなっている手作りの「ロクム」を。素朴な甘さの中に広がるバラの香りが、トルコを旅した記憶をふと呼び起こしてくれました。
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