ライター : macaroni 編集部

体験して学べる。石井食品×ケンミン食品の防災イベント

Photo by macaroni

「防災」と聞くと、非常食や懐中電灯をそろえておくような特別な準備をイメージしがちですが、実際の災害時に役立つのは、毎日の食事や身近な道具を少し工夫することだったりします。

そんな暮らしに寄り添った防災を楽しく学べるイベントが、2025年8月27日に東京都江東区の東京臨海広域防災公園にて開催されました。

主催は石井食品とケンミン食品。食を通じて人々の暮らしを支えてきた2社がタッグを組み、非常時に役立つ調理体験や防災グッズづくり、地震の疑似体験など、親子で楽しめるプログラムを用意。本記事では3つの体験に分けて、イベントの様子をお届けします。

開催の背景

石井食品株式会社 / ブランド&コミュニケーション部・管理栄養士

池田 真里さん

“いつものごはん” が “もしも” の備えになる「食」と「安心」を楽しく学べる体験イベントを開催しました。

私たちは非常食や防災グッズを提供する企業として、単に商品を販売するだけでなく、日々の暮らしに寄り添いながら、“もしも” に役立つ便利な知恵とリアルな体験を届けたいと考えています。

このイベントを通じて、親子で楽しみながら防災をより身近に感じていただきたい。石井食品のファンの皆さまにとって、思い出に残る体験とともに、いざというときに役立つヒントを持ち帰っていただけるイベントを目指しました。

体験1. 避難時の食事を学ぶ。即席パスタづくり

Photo by macaroni

屋外で体験したのは、非常時でもおいしく作れる即席スパゲッティーの調理。火や水が限られた環境を想定し、火起こしのデモンストレーションを見て学んだあと、石井食品の「ミートボール」とケンミン食品の「焼ビーフン」を組み合わせたメニューに挑戦しました。

Photo by macaroni

今回の料理は、某有名アニメ映画のミートボールパスタをイメージした即席ミートボールスパゲッティー。

石井食品の「いつでもミートボール」は常温保存可能なので、防災用のストック食品として使用でき、こだわりの無添加調理(※)で鶏肉は国産若鶏100%。常温保存できるからといって味に違いがあるわけではなく、普段の食事やアウトドアにも活躍します!

ケンミン食品の「焼ビーフン」は “お米のめん” なので、防災食品で小麦類が多くなるのが気になるという方にもおすすめしたいアイテムです。

(※)石井食品での製造過程においては食品添加物不使用

ケンミン食品 / 広報・管理栄養士

南 和加奈さん

2商品とも常温保存ができ、賞味期限が長め。おいしいのでローリングストックに向いており、ストックしておくのにおすすめです。

簡単!子供も手伝える災害時に役立つ調理体験

Photo by macaroni

作り方はとても簡単で、アルミ鍋に「いつでもミートボール」と「焼ビーフン」、水を入れて加熱するだけ!時折混ぜながらめんをほぐし、汁気がなくなったら完成です。

Photo by macaroni

子供も一緒にできる作業なので、参加していたお子さんも積極的に調理している様子が印象的でした!

Photo by macaroni

防災の知識だけでなく、食育にもつながる経験に。火が消えないようにうちわで仰いだり、様子を見ながら食材を混ぜていたりとそれぞれ完成に向けて楽しんでいました。

あっという間に完成!

Photo by macaroni

実際に自分たちで作った料理を試食。おいしそうな香りがイベント会場に漂います。

Photo by macaroni

食事中の参加者の様子
実際に食べている参加者からは、『すごい簡単でおいしいし、家でも作りたい』『ミートボールのソースがしっかりとした味で食べやすい』などの声があり、大人からも子供からも好評でした。

“災害時は味気ない食事で我慢するしかない” と不安に思う方は、普段の食事で一度作って試して実際に体験してみると味に安心でき、いざというときにも思い出せるため、非常時に役立ちます。

体験2. 防災士から学ぶ。防災グッズづくり

Photo by macaroni

防災グッズづくり体験は、防災士の資格を持つ石井食品の佐々木 淳さんから学びます。

佐々木さんは災害が発生した際に食支援を担っており、昨年の能登半島地震発生時にも食支援に被災地へ訪れています。イベント開催時はまだ外がとても暑かったので、猛暑にも役立つ「冷たい保冷剤」「ペットボトルシャワー」の作り方をワークショップ形式で紹介してくれました。

『災害時に断水が起きると、手や食器を洗うのに3日以上不便を強いられることがあります。給水車が来ても1〜2日後、遅い場合は3日後になることも。そんなときに役立つのがペットボトルシャワーです』と実際の経験を交えてレクチャー。

Photo by macaroni

室内で作った「冷たい保冷剤」「ペットボトルシャワー」は、野外での調理体験時に実際使用。キリで穴を開けて作る「ペットボトルシャワー」は、災害時の手洗いに便利で貴重な水を節水できる方法です。

『実際に防災グッズを使ってみたり、作ってみたりして覚えてほしい』と言う佐々木さん。被災地での経験がある佐々木さんだからこそ分かる、災害時に大切なこと、ローリングストックの大切さなど、貴重なお話もたくさん聞くことができました。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ