ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

やっぱり気になるゴミ箱のニオイ

誰しもが、ゴミ箱を開けた時に「プ~ン」と鼻につくような悪臭を嗅いだことがあるのではないでしょうか。 朝の忙しい時間にうっかり生ごみを捨て忘れ、日中外出してしまったら帰るころにはもう大変!ゴミ箱を開けることも嫌になりますよね。特に夏場なんかは数時間放置していただけで、強烈な悪臭。生ごみはもちろん、ペットボトルや空き缶のニオイですら気になってしまいます。 そんな私たちを日々悩ませれてる家庭ゴミですが、ちょっとした知識とひと手間で生ゴミの臭いを消すことができるのです。いったいどのような方法なのでしょうか。

そもそもなぜ臭くなるの?

どうやら、生ゴミから出てくる悪臭の原因は「嫌気性微生物(けんきせいびせいぶつ)」の活動によるものだそうです。 嫌気性微生物は酸素のない場所や水分がある場所を好み、生ゴミが腐敗していく際にさまざま悪臭や有害物質を発生させているのだそうです。それが悪臭の原因となるのですね。 私たちは水分を含んだ生ゴミを捨てる際に、ビニール袋に入れて捨てたりしますよね。こうした状態が嫌気性微生物の活動をより活発にさせてしまう事となるのです。では、そんなゴミ箱のニオイを消すにはどうすれば良いのでしょうか。

ゴミ箱の消臭にはこれ!

それでは、ゴミ箱の消臭におすすめのアイテムをご紹介します。

1.重曹

ITEM

自然にやさしい重曹 お徳用 1kg

¥300〜

※2020年8月21日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
生ゴミの悪臭の成分はほとんどが酸性です。それに対して重曹はアルカリ性の物質。生ゴミの臭い(酸性)をアルカリ性の重曹が中和し、消臭効果をもたらしてくれます。また、重曹には生ゴミの腐敗を促進させる水分や湿気をとる効果もあるので、より効果的です。 それに使い方はとっても簡単。生ゴミを捨てたゴミ袋の中にティースプーンに数杯の重曹を振りかけるだけ。重曹の量が少なすぎると消臭効果も下がってしまうので注意してくださいね。

2.クエン酸

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暮らしのクエン酸 330g

¥228〜

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クエン酸は酸性の物質でカルシウムを溶かし、アルカリ性を中和する働きがあります。生ゴミの消臭にもクエン酸は効果を発揮するのですが、赤ちゃんのおむつの臭いなどにも消臭効果がみられます。 おしっこの臭いの原因はアンモニアでアルカリ性です。そのため、クエン酸でおしっこの嫌な臭いが中和されるというわけなのです。 クエン酸の使い方もとても簡単。そのままクエン酸を適量を振りかけてもいいですし、クエン酸スプレーを作ってシュッシュと振りかけるだけ。とても便利ですね。
【クエン酸スプレーの作り方】 <準備するもの> ・クエン酸 ・空のスプレーボトル ・水 水200mlに対してクエン酸小さじ1を溶かすだけ。とっても簡単です!
また、酢も酸性なので、クエン酸と同じような働きをしますが、酢には独特の臭いがあるので、消臭に使用するにはやはりクエン酸をお勧めします。

3.炭

炭には「黒炭」と「白炭」の二種類があり、「黒炭」は酸性、「白炭」はアルカリ性の物質です。重曹やクエン酸でも説明したとおり、悪臭の素にもそれぞれ成分があり、その成分と逆の物質を使わないことには消臭効果は発揮してくれません。ですので、「黒炭」はアルカリ性の臭いに、「白炭」は酸性の臭いに対して使用してください。(ちなみに備長炭は白炭です。) 炭の使い方はゴミ箱の蓋に貼っておいたり、ゴミ箱の底に2~3本置いてください。条件にもよりますが、炭は早いもので2~3日で消臭効果がなくなってしまうものもあります。消臭効果が感じられなくなった際には、お湯で洗って天日干しをすると効果が戻りますよ。
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