贈り物にも、自分へのご褒美にも。松阪の“おいしい名品”をご紹介！【後編】

グルメのまち松阪

Photo by 松阪市

三重県のほぼ真ん中に位置する松阪市。東は伊勢湾に面し、周囲を山や川に囲まれた温暖で自然豊かなエリアです。古くは豪商の町として栄えた松阪市は、今も城跡や武家屋敷が市内に残り、歴史情緒豊かな雰囲気も楽しめます。

そんな松阪市は「グルメのまち」としても有名。日本三大和牛の「松阪牛」をはじめ、「松阪豚」や「松阪鶏焼き肉」、「松阪茶」など、おいしいグルメがたくさんあるんです。市内には伝統の味を守る老舗から新進気鋭のブランドまで、個性豊かなお店が軒を連ねています。

macaroniでは松阪市の注目グルメを2回に分けてご紹介。後編となる今回は、老舗料亭の逸品や道の駅で人気の品々まで、「地元の味」として長く親しまれているグルメをお伝えします。
前編は記事最下部のリンクからご覧いただけます。

お店の紹介・商品の紹介

とりいち

Photo by とりいち

とりいちは、松阪市伊勢寺町に本店を置く「松阪鶏焼き肉」の専門店。鶏焼き肉は「鶏みそ焼き」とも呼ばれる松阪市民のソウルフードで、みそだれを絡めた鶏肉を網で焼く、香ばしさ抜群のひと品。専門店では「若鶏」や「ひね」、「肝」など、さまざまな種類・部位を食べ比べることができます。

「とりいち」では鶏みそ焼きに欠かせないみそだれを自家製にこだわり、毎日心を込め丁寧に仕込んでいます。全国から選りすぐった鶏肉は “鮮度” や “切り方” にこだわって提供。オンラインショップでは自宅で気軽に鶏みそ焼きが楽しめるよう、秘伝のたれや鶏みそ焼きのセットを販売中です。

とりいちの秘伝のたれ

Photo by macaroni

鶏みそ焼きのために開発された、とりいち自慢の秘伝たれ。長年の試行錯誤を経て、原材料の選定から熱処理の仕方までこだわり抜き、唯一無二の味わいに仕上げています。三重県の「みえセレクション」や松阪市の「松阪ブランド」にも認定された逸品です。

豆みそや西京みそなど国産みそ3種をベースに、にんにくや果汁を加えていて、奥深い味わいが楽しめます。自宅で鶏みそ焼きを楽しむときはもちろん、炒め物や焼肉、煮物、ディップなど、さまざまな用途で活用できますよ。

ひねの鶏みそ焼き

Photo by macaroni

歯応えと旨味がたっぷりの「ひね（親鶏）」を秘伝のたれに漬け込み、炭火でじっくりと焼き上げたひと品。ひねは産卵を終えた親鶏のことで、若鶏に比べて噛み応えがあり、噛めば噛むほど濃厚な旨味を感じられます。

炭火で丁寧に焼き上げることで、たれの香ばしさと鶏肉の脂が融合し、豊かな香り・歯応え・味わいのひと品に。本場の鶏みそ焼きを自宅で味わってみたい方におすすめの品です。

牛銀本店

Photo by 牛銀本店

「牛銀本店」は1902年（明治35年）に創業した松阪肉専門の老舗料亭です。城下町の風情が残る松阪市魚町に店舗を置き、歴史的な景観に溶け込んだ木造二階建ての店構えは非常に格式高い印象。松阪肉のなかでも最高グレードのものを取り扱い、長年培ってきた「味へのこだわり」を提供しています。

牛銀本店では選りすぐりの松阪肉を使った「すきやき」や「汐ちり」、「水だき」、「あみやき」などを堪能できます。オンラインショップではすき焼き用やステーキ用の松阪肉やお得なセット、肉みそやそぼろ煮など松阪肉の加工品を販売中です。

肉みそ

Photo by macaroni

松阪牛をミンチにして特別醸造のみそを合わせたひと品。赤みそにミンチを加えて甘く炊き上げた通常タイプと、合わせみそにミンチ、にんにく、しょうが、一味唐辛子を加えたピリッと甘辛なにんにく入りタイプの2種類があります。

そのまま白いごはんにのせて楽しむほか、おにぎりの具にしたり、豆腐やこんにゃくに塗って田楽にしたり、炒め物の味付けに使ったりと幅広い使い方が可能。きゅうりなどの生野菜にディップするのもおすすめです。

すき焼きと汐ちりのたれ

Photo by macaroni

牛銀本店の味を自宅で楽しみたい方におすすめなのが、「すき焼きのたれ」や「汐ちりのたれ」です。汐ちりは薄口しょうゆとこしょうで調味するあっさり味の鍋のこと。2品ともしょうゆをベースにみりんや砂糖、かつお節、昆布などをブレンドして仕上げていて、本格的な味わいを堪能できます。

すき焼きのたれは煮物や丼物にも、汐ちりのたれはうどんや各種鍋料理、煮物などにも活用可能。料亭の味をお家で再現したいときはもちろん、普段の料理をワンランクアップさせたいときにもおすすめです。

飯高駅

Photo by macaroni

「飯高駅」は松阪市飯高町宮前にある道の駅。1990年に地域の特産品販売所としてオープンし、1993年には三重県下で1番目の道の駅として登録されました。現在では三重県内で唯一の「日帰り温泉のある道の駅」として人気を集めています。

施設内には11種類の湯船がある天然温泉や、地元の旬の食材を使ったメニューが楽しめるレストラン、新鮮な農作物や地元の特産品、オリジナルのお土産を買える特産品販売所などがあります。地元ならではのスイーツや特産品は、素朴で飽きのこない味が魅力です。

とっとき焼きねぎ地味噌

Photo by macaroni

昔ながらの製法で作られた飯高町地域の特産品「飯高のとっときみそ」を使い、国産ねぎや青唐辛子をブレンドして仕上げたおかず味噌。素朴な味わいのなかに香辛料のピリッとした辛味を感じ、クセになるおいしさです。

そのまま白いごはんにのせたりお酒の肴にしたりするのはもちろん、野菜スティックにディップしたり、野菜炒めの調味料にしたりと、いろいろな使い方ができます。マヨネーズに混ぜるとマイルドになり、お子さんでも食べやすくなりますよ。

飯高のとっとき味噌山椒みそ

Photo by macaroni

「飯高のとっときみそ」をベースに、飯高産の山椒を合わせた味みそ。農薬などを一切使わずに栽培した天然の山椒を手摘みして使い、丁寧に仕上げています。山椒のさわやかな香りが感じられ、上品な味わい。

こんにゃくや豆腐に塗って田楽にするほか、おでんや冷や奴に付けるのもおすすめ。みそ和えにすれば、山椒の香りが漂うさわやかなひと品ができあがりますよ。

上野屋

Photo by 上野屋

「上野屋」は松阪市飯田町宮前にあるこんにゃく専門店です。お店があるのは周囲を1,000m級の山々に囲まれ、町の中央に清流・櫛田川が流れる自然豊かな土地。自然に囲まれた場所で、素材の持ち味を生かし品質にこだわった商品を作り続けています。

お店が主に取り扱うのは、厳選した食材を練り込んだ風味豊かなさしみこんにゃくや、低カロリー低糖質の玄米こんにゃく麺。いずれも簡単に調理・準備でき、毎日の食卓にプラスワンしやすいのが魅力です。

伊勢志摩産あおさ

Photo by macaroni

伊勢志摩産のあおさを練り込んだ風味豊かなさしみこんにゃく。地元・香肌峡の源流水を使用し、くさみの少ないひと品に仕上げています。あおさは最高品質のものを使い、独自製法で素材の色や風味を最大限に生かしていますよ。

アク抜き不要で水洗いをして切るだけですぐに食べられます。とろっともっちりした食感が楽しく、酢みそやしょうゆ、ポン酢しょうゆ、めんつゆ、ごま油などいろいろな調味料に合いますよ。常温で長期保存できるのもメリットです。

こんにゃく香肌麺

Photo by macaroni

三重県産の玄米粉を練り込んだ玄米こんにゃく麺。玄米を入れることで、しっかりとした歯応えがあり、味が絡みすいひと品に仕上がっています。保存料・着色料は無添加で低カロリー・低糖質、グルテンフリーなので、健康を意識する方やヴィーガンの方にもおすすめ。

さしみこんにゃく同様、流水のみで簡単に食べられ、ラーメンやうどん、そうめんの代わりにするのにもぴったりです。麺がのびないので鍋の〆にしたり、スープジャーに入れてお弁当にしたりすることもできますよ。

こだわりと地元愛が詰まった松阪グルメをぜひ味わってみて！

前編に続き、松阪市の魅力ある食品を紹介してきました。 いずれの品もこだわりや地元への愛が詰まったものばかりで、日々の食卓にも、贈り物にも使えます。丁寧に作られた松阪の味を通じて、このまちの奥深さに触れてみてください。

阪急うめだ本店にて「松阪うまいもんフェア」を開催！

三重県松阪市の特産品が一堂に会する「松阪うまいもんフェア」が、2025年9月24日（水）から2025年9月30日（火）まで、大阪・阪急うめだ本店地下1階イベントスペース「ツリーテラス」にて開催されます。

会場には、本記事でご紹介した商品をはじめ、市内の10事業者から選りすぐられた全55品が登場。中でも注目は、老舗「まるよし」の松阪牛ハンバーグ丼と牛丼、手作りパスタソースのテイクアウト専門店「パスタソースキッチン」による松阪牛入りのパスタセットやイタリアンメニューの試食販売、そして茶農家直営「深緑茶房」が提供する松阪茶のソフトクリームです。

そのほかにも、松阪のソウルフード「とりみそ焼き」や、とっとき焼きねぎ地味噌、伊勢志摩産あおさこんにゃくなど、魅力あふれる特産品が多数ラインアップ。

さらに、商品を購入された方には、松阪もめんをモチーフにしたオリジナルマグネットをプレゼント。加えて、同封のアンケートにご回答いただいた方の中から抽選で30名様に「松阪牛しぐれ煮」が当たるキャンペーンも実施されます。

この機会にぜひ、松阪のおいしいグルメをご堪能ください。