ライター : pomipomi

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「まとめ買い」と「ちょこちょこ買い」どちらが正解?

Photo by pomipomi

日々家事や仕事で忙しく、なかなか買い出しに行く時間がない筆者。スーパーが遠いこともあり、数日分の食材をまとめ買いして冷蔵庫にストックするのが習慣になっていました。

ところがうまく消費しきれず、野菜を傷ませてしまったことが何度かあったんです。ほかにもいろいろとデメリットを感じていたため、「買い物の仕方を見直したほうがいいかもしれない」と思い始めていた矢先……。

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家から比較的近い場所に新しくスーパーができ、今までよりも買い物に行きやすい環境に。そのことがきっかけで、食材の「まとめ買い」から「ちょこちょこ買い」へと切り替えてみたところ、思いがけずいろいろな利点がありました。

「まとめ買い」のメリットとデメリット

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まとめ買いをしていた頃は、「とりあえず買っておく」が習慣化していました。「卵はまだあるけれど念のために」「使う予定はないけれど豆腐も一応」といった調子で、つい余分に買ってしまっていたのです。

さらに冷蔵庫が空っぽになる前に買い出しに行っていたため、庫内はいつも食材でぎっしり。ごちゃごちゃとしていて、必要なものをサッと取り出せないことに困っていました。

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冷凍庫も肉や魚のストックで常にパンパン。

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野菜室も同様にぎっしり。自分で詰めたにも関わらず、何が入っているかわからなくなりがちで、ストックの管理にはいつも悩まされていました。

またそれらの食材を一度にまとめて持ち帰るのはかなりの重労働。車の運転ができない筆者はいつも歩いて行っていたので、買い出しから戻るとしばらくぐったりとしていました。

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買い置きしているにもかかわらず、同じものをうっかり買ってきてしまうことも多々……。

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過去に食材を傷ませてしまった苦い経験から、「そろそろダメになりそうだからこれも使おう」と、予定外の調理をすることもしばしば。食材を贅沢に使ってしまうため、食費がかさみやすいのも難点だと思っていました。

とはいえ「まとめ買い」には、時間の節約になるという大きなメリットがあります。急な来客時のおもてなしにも困らず、体調を崩した日や天候の悪い日でも「家にあるものでなんとかなる」という安心感があるのは、やはり心強いポイントと言えるでしょう。

「まとめ買い」のメリット

  1. 買い物の回数が少ないため、時間の節約になる
  2. 常にストックがあるので、いつでも何かしら作れる
  3. 買い出しに行けない状況になっても、家にある食材で乗り切れる

「まとめ買い」のデメリット

  1. 一度に大量に買うため、荷物を持ち帰るのが大変
  2. 冷蔵庫が常にパンパン。ストックの管理がむずかしい
  3. 食材を傷ませてしまうリスクがある
  4. 食材の使いまわしに工夫が必要

「ちょこちょこ買い」のメリットとデメリット

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近所にスーパーができたのは昨年の夏のこと。「近くて便利」という利便性に加え、新しいお店ならではのワクワク感もあり、毎日のように足を運んでは必要なものだけを都度買うようになりました。

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買い物の頻度が上がったことで、自然と「とりあえず買っておこう」というクセがなくなったのは大きな変化。1回あたりの購入量が少ないため、荷物の持ち運びもぐんとラクになりました。

また食材を大量にストックしないことで、傷ませてしまうことや、つい贅沢に使ってしまうことも激減。ロスや無駄が減ったのは、かなり嬉しいポイントです。

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ストックがあるのにうっかり同じものを買ってしまったり、なくても何とかなったはずのものを調達してしまったりすることもなくなり、結果的に節約にもつながりました。

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冷蔵庫の中も常にすっきりと整い、拭き掃除がしやすくなったのも嬉しい変化のひとつ。食材の在庫管理にも悩まされなくなりました。

利点の多い「ちょこちょこ買い」ですが、デメリットがないわけではありません。たとえば買い物の回数が多い分、時間を取られやすいのは悩ましい点と言えるでしょう。

「ちょこちょこ買い」のメリット

  1. 食材を傷ませてしまうリスクが減る
  2. ストックの管理や食材の使いまわしに悩まされない
  3. 冷蔵庫の中が常にすっきりとしていて、拭き掃除をしやすい
  4. その日の気分で献立を決められる
  5. 荷物が少ないため、持ち帰るのがラク
  6. 食材のロスや無駄が減ることで、節約につながりやすくなる

「ちょこちょこ買い」のデメリット

  1. 忙しい日や体調の悪い日などは、買い出しを負担に感じることがある
  2. ストック食材がないため、急な来客時におもてなしの対応ができない
  3. おトクな「まとめ割」や「大容量パック」などを活用しにくい
  4. 目的の食材が品切れや割高だと、急遽メニュー変更の必要性が出てくる

気づけば「まとめ買い」に戻っていた

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はじめのうちはいいことづくしに思えた「ちょこちょこ買い」。慣れてくるにつれ、毎日スーパーに足を運ぶのが少しずつ億劫になっていきました。

天気予報で暑い日や雨の日が続くとわかると、「明日とあさっての分も買っておこう」となることがしばしば。スーパーが近くなった分、大荷物を運ぶ負担が減ったというのもあり、気づけばすっかり「まとめ買い」スタイルに戻っていたのです。

買い方に正解はなし。ライフスタイルに合った方法を選んで

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「まとめ買い」と「ちょこちょこ買い」のどちらが正解ということはありません。自分のライフスタイルに合わせて、できるだけ負担の少ない方法を選ぶとよいと思います。

筆者も今は「まとめ買い」が主流になっていますが、生活が変われば「ちょこちょこ買い」に戻る日がくるかもしれません。状況に応じて、柔軟にスタイルを変えていこうと考えています。

「まとめ買い」が合っている人

  1. 家事、育児、仕事などで忙しく、頻繁に買い物に行けない人
  2. 家の近くにスーパーがない人
  3. 車や自転車などでまとめて大荷物を運べる人
  4. 食材を常にストックしておきたい人
  5. ストックの管理や食材の使いまわしが得意な人
  6. 急な来客に料理を振る舞う機会が多い人

「ちょこちょこ買い」が合っている人

  1. 近所にスーパーがある人
  2. 頻繁に買い物に行くのが苦ではない人
  3. 食材を傷ませてしまうリスクを減らしたい人
  4. 大荷物を運ぶのがむずかしい人
  5. 買い物が気分転換になる人
  6. 冷蔵庫の中を常にすっきりとさせておきたい人
  7. 急な来客に料理を振る舞う機会がない人

自分らしい買い物ペースで暮らしをより快適に

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「まとめ買い」も「ちょこちょこ買い」も、それぞれにメリットとデメリットがあります。大切なのは正解を探すことではなく、生活に合った方法を見つけることだと思いました。

自分らしい買い物のペースが定まると、毎日の暮らしがもっと快適になり、気持ちに余裕も生まれるはず。気分やライフスタイルは日々変化するものなので、一方にこだわらず、柔軟に切り替えていくのもひとつの方法ですね。
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※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。

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