ライター : macaroni トレンド

今年のトレンドは「ネオ・カシミールカレー」

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東京・上野の老舗店「デリー」が生み出した、黒くてサラサラ、そしてとにかく辛い「カシミールカレー」。一部のカレーマニアには知られた存在ですが、2025年、このカシミールカレーにアレンジを加えた「ネオ・カシミール」がトレンドと言われています。

本記事では、株式会社カレー総合研究所(カレー大學) 代表取締役・井上 岳久さん(以下、井上さん)に取材した内容をもとに、なぜ「ネオ・カシミール」が注目されているのか、従来のカシミールカレーとの違いや食べられる都内の店舗などを一気に紹介します。

教えてくれた人

株式会社カレー総合研究所 代表取締役・カレー大學学長 井上岳久さん
カレー業界を牽引する業界の第一人者。カレーの文化や歴史、栄養学、地域的特色、レトルトカレーなどカレー全般に精通している。

全国のカレー店に幅広い人脈を構築し、商品開発も定評があり、1000以上ものレシピを開発。年間テレビなどメディア出演は100以上で著書は多数。

カレー専門家に聞いた。ネオ・カシミールカレーとは?

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「ネオ・カシミールカレー」とは、従来のカシミールカレーをベースにしつつ、より多くの人が食べやすく、現代のトレンドにマッチしたアレンジを加えた逸品です。

カシミールカレーはこれまでもマニアから絶大な支持を得てきたものの、「あまりにも辛すぎる」「具材がお肉のみでシンプル」「見た目が映えない」という課題が。それをさまざまな個性的なアレンジを施し解決したのが「ネオ・カシミールカレー」とされています。

見た目の美しさにもこだわったものも増え、若年層を中心に人気が急上昇中。ネオ・カシミールカレーは、専門店だけでなくレトルトカレーや冷凍カレーとしても続々と商品化されてきていますよ。

ネオ・カシミールの定義

  1. 黒いカレー
  2. スパイスを全面に押し出したインド系カレー
  3. ほどよい辛さ
  4. 具材はさまざま
  5. 盛り付けや見た目にこだわりや個性がある

なぜ今、注目を集めているのか

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そもそも「カシミールカレー」のような黒カレーは、20年前に一度ブームを巻き起こして以来、日本のカレー文化のなかでも人気を誇っています。

最近では “最上級の選ばれし黒カレー” と言われている「ディープリッチ黒カレー」も人気を得ており、この代表的なカレーが「ネオ・カシミールカレー」ということで、認知度が一気に上昇。飲食店やカレー店で続々とメニュー化されています。

ネオ・カシミールがトレンドになる理由

  1. メディアやSNSを中心に認知度が急上昇
  2. 黒カレーの代表格であり最先端
  3. アレンジを加え進化したものが飲食店や商品で登場

“隠れネオ・カシミールカレー” を食べられる店舗4選

実はネオ・カシミールの定義を備えつつも、あえて「カシミールカレー」という名を使わずに提供している飲食店が多数。“隠れカシミールカレー” も多く出現しているのだそうです!

ここからは、カレー専門家である井上さんイチオシの、都内で「ネオ・カシミール」が食べられる飲食店4店舗をご紹介しますよ。

1. 千代田区「キーズカフェ秋葉原」

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JR秋葉原駅昭和通り口から徒歩約1分の場所にある「KEY'S CAFE(キーズ カフェ)秋葉原店」。期間限定スイーツやこだわりのドリンクまでメニューが充実しています。

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井上さん ここで食べられるのは、スパイシーで漆黒なカレーの上にふわふわのオムレツがかかった「オムカレー」。同店の看板メニューでもあります。カレーの香ばしさと卵のおいしさの相性が抜群で、国籍や老若男女問わず親しまれていますよ。
メニュー名ふわとろたまごのビーフオムカレー
税込価格単品:950円
ドリンクセット:合計金額から100円OFF
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
※掲載商品の情報は公開時点のものです。店舗によっては取り扱いがない、または販売終了している場合もありますので、あらかじめご了承ください。
※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。

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