ライター : Ayaka Kimura

フリーランスライター・カメラマン

節分とは?

毎年2月の初旬に訪れる「節分」。実は、正しくは年に4回訪れる立春・立夏・立秋・立冬の前日を指します。いつしか一年の始まりにあたる「立春」の前日だけを「節分」と呼ぶようになりました。

そんな節分には、厄除けや無病息災を願い、豆まきをしたり恵方巻きを食べたりする人も多いのではないでしょうか。しかし、日本の伝統行事なだけあって、地域や家庭によってそのやり方が異なることも。

誤解やトラブルを招きやすいので、基本的なルールやマナーを理解しておくことが大切です。最低限「やってはいけないこと」だけでもおさえて、節目の季節を楽しく過ごしましょう。

節分でやること

節分では、たとえば以下のようなことをして無病息災を願います。

・豆まき
・恵方巻きを食べる
・いわしを飾る/食べる

上記のほかにも、けんちん汁を飲んだり、そばを食べたりするところも。地域や家庭によって風習は異なるので、改めて調べてみるのもおもしろいでしょう。

2025年の節分はいつ?

立春の日付は年により異なるので、必ずしも節分が2月3日とは限りません。ちなみに、2025年の節分は2月2日(日)です。過去には2月4日だった年もあります。

<2025〜2027年の節分一覧>
・2025年……2月2日(日)
・2026年……2月3日(火)
・2027年……2月3日(水)

節分でやってはいけないこと5選

豆まきに「生の豆」を使う

豆まきには炒った豆(福豆)を使用するのが一般的です。生の豆を使うと、そのまま放置した場合に芽が出る可能性があります。「家の中で芽が出る=家が荒れる」と捉えられるため、縁起が悪いとされているのです。

また、生の豆は傷みやすく衛生的にも不向きといえます。スーパーなどで手軽に購入できる炒った豆を準備し、節分の行事に備えましょう。

まいた豆を食べずに放置する

まいた豆をそのまま放置すると邪気がよってきてしまいます。福を呼び込むためにも、「1年間けがや病気なく過ごせるように」と願いながら食べるようにしましょう。ちなみに、豆は自分の年齢よりも1つ多く食べるのが正式なマナーです。

また、豆の片付けを怠るとカビや虫が発生する原因になります。最近では、掃除の手間や衛生面を考慮して個包装された豆を使う家庭も。前述したように生の豆でなければOKなので、その範囲内で使いやすいものを選ぶと良いでしょう。
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