葬式・法事・通夜・告別式

通夜や告別式、葬式、法事などの行事は、赤口におこなっても問題がないとされています。なぜなら通夜や告別式は仏教に基づいた行事だからです。六曜は中国の占いや陰陽道の考え方を取り入れた概念のため、仏教との関連性はありません。

仏教と同様に、キリスト教や神道などの宗教に関連する行事も六曜とは無関係です。親族やお祝い事・忌み事などに関わる行事は、中国文化や吉兆の占いと関連しているかどうかを調べることで、安心して決めやすくなるでしょう。

宝くじを買う

宝くじの購入は赤口におこなっても問題ありません。縁起を担ぎたい場合は、牛の刻(11時~13時)を狙うと吉。日取りに余裕があるときは、「一粒万倍日」「天赦日」などの縁起が良い日を選ぶのもおすすめですよ。

初詣・七五三・お宮参り

初詣・七五三・お宮参りなどの行事は、日本の神事や仏教と関連しています。そのため通夜や告別式などと同様に赤口の影響を受けないため、安心しておこなえます。また明るい行事は「赤口を避ける」よりも「お日柄の良い日を選ぶ」という考え方を取り入れることも大切です。

たとえば「とにかく運気や縁起が良い日を選びたい」なら大安、安産祈願をするなら戌の日、午前中に重要な行事をおこなうなら先勝などが挙げられます。行事や趣旨に合った日取りを選びましょう。

2025年〜2026年の赤口はいつ?

<2025年>
10月……2日・8日・14日・20日・24日・30日
11月……5日・11日・17日・22日・28日
12月……4日・10日・16日・21日・27日

<2026年>
・1月……2日・8日・14日・19日・25日・31日
・2月
……6日・12日・22日・28日
・3月
……6日・12日・18日・23日・29日
・4月
……4日・10日・16日・20日・26日
・5月
……2日・8日・14日・19日・25日・31日
・6月
……6日・12日・16日・22日・28日
・7月
……4日・10日・14日・20日・26日
・8月
……1日・7日・18日・24日・30日
・9月……5日・15日・21日・27日
10月……3日・9日・14日・20日・26日
11月……7日・11日・17日・23日・29日
12月……5日・10日・16日・22日・28日

上記の日取りを参考に重要なイベントはなるべく赤口を避けることで、より安心感をもって日々を過ごせるでしょう。

赤口以外の六曜の意味について

そもそも六曜とは、日時や方位などから吉兆・運勢を推測する考えを指します。日本のカレンダーやスケジュール帳には、日付のマスのなかに小さく「大安」や「友引」などの単語が記載されていますよね。各単語は、六曜に該当する日取りの種類となっています。

六曜はその名の通り、赤口を含む6種類の日取りで構成されています。赤口以外の六曜の名称と特徴は、以下の通りです。
先勝(せんかち・せんしょう)……早い時間帯に行動を起こすことで吉につながる日。午後は凶に転じるといわれている。
友引(ともびき・ゆういん)……勝負事が引き分けになる日。友達を引き込む力がある日ともいわれている。
先負(せんぶ)……先勝とは反対に、先んずれば負けることを意味する日。午前は凶、午後は吉とされている。
仏滅(ぶつめつ)……六曜のなかでもっとも運気が下がるといわれている日。ただし、仏事や別れには良い日ともされている。
大安(たいあん・だいあん)……「大いに安し」という意味を持ち、六曜のなかでもっとも縁起が良いといわれている日。1日を通して何をするにしても吉兆とされている。

「結婚式は大安吉日がいい!」や「お葬式は友引を避けたほうがいい」など、日常生活を送っているなかで六曜を耳にする機会は多いのではないでしょうか。ぜひ赤口への学びを機に、ほかの六曜に関する知識も調べてみてくださいね。

赤口はやってはいけないことに注意して過ごそう

赤口に関連する選択は、運気を下げないためだけではなく自分自身が気持ちよく過ごすためでもあります。とくに親族が関わる行事では、赤口や仏滅に敢行することによって印象が下がり、トラブルを招いてしまうリスクもあるでしょう。

赤口以外にも日にちの選択肢がある場合は、特別な理由がない限りは別日に調整することをおすすめします。とはいえ、最終的には「自分の気の持ちよう次第」ということも!予定や目的とのバランスを取りながら、自分らしく幸せに過ごせるように努めてくださいね。
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