そのほか、火に関連するイベント

上記で解説した行事以外にも、赤口では火に関連するイベントは避けるように努めてください。たとえばキャンプ・バーベキュー・お料理教室などが挙げられます。室内でのキャンドルやアロマポットなどの利用も控えたほうがよいでしょう。

キッチンで作業をする際は、まわりに燃え移りやすいものがないかどうかも要チェック。ホットプレートや電子レンジなど、なるべく火を使わずに作れる料理を楽しむのもおすすめです。その際も火傷に気をつけつつ、小さなお子さんやペットの様子にも注意してあげてくださいね。

赤口にやっても問題がないとされていること

全体的に縁起の悪さが目立つ赤口ですが、イベント・行事のなかには赤口の凶兆に関連性がないものも存在しています。仕事に家事にと忙しい日々を過ごしていると、六曜や赤口を気にする余裕がないシーンも多いですよね。赤口との関連性が低いイベントのなかでも、重要度が高い行事の例をご紹介します。

通夜・告別式

通夜や告別式、葬式、法事などの行事は、赤口におこなっても問題がないとされています。なぜなら通夜や告別式は仏教に基づいた行事だからです。六曜は中国の占いや陰陽道の考え方を取り入れた概念のため、仏教との関連性はありません。

仏教と同様に、キリスト教や神道などの宗教に関連する行事も、六曜とは無関係です。そのため親族やお祝い事・忌み事などに関わる行事は、中国文化や吉兆の占いと関連しているかどうかを調べることで、より安心して決めやすくなるでしょう。

初詣・七五三・お宮参り

初詣・七五三・お宮参りなどの行事は、日本の神事や仏教と関連しています。そのため通夜や告別式などと同様に、赤口の影響を受けないため、安心しておこなえます。また明るい行事は「赤口を避ける」よりも「お日柄の良い日を選ぶ」という考え方を取り入れることも大切です。

たとえば「とにかく運気や縁起が良い日を選びたい」なら大安、安産祈願をするなら戌の日、午前中に重要な行事をおこなうなら先勝などが挙げられます。行事や趣旨に合った日取りを選び、より満足感や安心感のある1日をかなえましょう。

赤口は、火・血を連想させるイベントに要注意!

赤口は、火や血を連想させるイベントを避けたい日。とくに牛の刻である11~13時を除いた時間帯では凶兆となる日取りです。お昼頃に用事を済ませられない場合は、別の日に調整することで安心感が高まります。また納車や引越しなどの予定をズラせない場合は、車や家のお祓いをしてもらうのもよいでしょう。

赤口に関連する選択は、運気を下げないためだけではなく、自分自身が気持ちよく過ごすためでもあります。とくに親族が関わる行事では、赤口や仏滅に敢行することによって印象が下がり、トラブルを招いてしまうリスクもあるでしょう。

赤口以外にも日にちの選択肢がある場合は、特別な理由がない限りは別日に調整することをおすすめします。とはいえ、最終的には「自分の気の持ちよう次第」ということも!予定や目的とのバランスを取りながら、自分らしく幸せに過ごせるように努めてくださいね。
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