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夏は食材が傷みやすい!お弁当のおかずも注意
湿度・気温が高まる夏頃は、細菌による食中毒に注意しましょう。とくにお弁当は作ってから食べるまでに時間が空くため、その間に細菌が増殖するおそれがあります。衛生面で基本となる、手洗い、加熱調理、温度管理など、いつも以上に気を付けたいですね。
ここからは、夏のお弁当おかずのNG例をあげながら、対策方法を解説していきます。ポイントをおさえ、安全なお弁当を作りに活かしてくださいね。(※1,2)
ここからは、夏のお弁当おかずのNG例をあげながら、対策方法を解説していきます。ポイントをおさえ、安全なお弁当を作りに活かしてくださいね。(※1,2)
お弁当にNGなおかず|生野菜・フルーツ
お弁当おかずの野菜は生のまま入れることは避け、加熱調理をしましょう。お弁当は作ってから食べるまで時間が空くので、その間に細菌が増えるおそれがあります。
また、果物はよく水洗いをして水気をふき取ります。別の容器に入れると、ほかの食品に細菌がつきにくいですよ。生の果物は水分が多いものだと細菌が増えやすいので取り扱いには注意してください。(※2,3)
また、果物はよく水洗いをして水気をふき取ります。別の容器に入れると、ほかの食品に細菌がつきにくいですよ。生の果物は水分が多いものだと細菌が増えやすいので取り扱いには注意してください。(※2,3)
お弁当にNGなおかず|半熟卵などの火が通っていないもの
お弁当のおかずに、中心まで火が通っていない半熟卵は避けてください。ゆで卵や卵焼きなど、卵料理も十分な加熱をおこないます。カンピロバクターやサルモネラ属菌を死滅させるには、中心温度75℃1分以上の加熱が目安であるため。食中毒対策のためには、外側だけでなく中心部までしっかり火を通すのが、重要なポイント。
卵が完全に凝固する温度は、黄身は75℃以上、白身は80℃以上。卵が半熟に見えるときは、加熱不足のおそれが高いです。(※3,4)
卵が完全に凝固する温度は、黄身は75℃以上、白身は80℃以上。卵が半熟に見えるときは、加熱不足のおそれが高いです。(※3,4)
お弁当にNGなおかず|加工食品や練り物
火を通さずに食べられる、ハム、かまぼこ、ちくわもお弁当のおかずとして適しません。必ず加熱調理をします。ちくわなら炒めものや、磯部揚げにするといいでしょう。また、おかずを作り置きして翌日お弁当に入れる場合は、再加熱が必要です。
おかずはよく冷ましてから、お弁当に入れてください。温かいままだと、お弁当箱の中に蒸気がこもって、その水分が傷みの原因になってしまいます。(※3,5)
おかずはよく冷ましてから、お弁当に入れてください。温かいままだと、お弁当箱の中に蒸気がこもって、その水分が傷みの原因になってしまいます。(※3,5)
お弁当にNGなおかず|汁気があるおかず
汁気があるおかずは傷みの原因になるため避けてください。夏のお弁当おかずでおすすめなのは、「焼く・炒める・揚げる」という調理方法です。水分の少ない調理方法にすると、保存性が高くなりますよ。
煮物や和え物を入れたいときは、水分をよくきります。そのうえで和え物はさらに、水分を吸う、すりごま、かつお節などを和えるといいですよ。(※5,6)
煮物や和え物を入れたいときは、水分をよくきります。そのうえで和え物はさらに、水分を吸う、すりごま、かつお節などを和えるといいですよ。(※5,6)
夏のお弁当にNGなおかずを知って対策しよう!
夏は細菌が増えやすい季節です。夏のお弁当で野菜、卵、加工品(ハム、かまぼこ、ちくわなど)は十分な加熱調理をおこないましょう。水分が多いと細菌が増えやすいので、おかずの汁気にも注意が必要です。「焼く・炒める・揚げる」の調理方法を、夏のお弁当おかずではおすすめします。ポイントをおさえ、おいしく安全なお弁当を作りましょう!
【参考文献】
(2024/07/19参照)
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