ライター : sara

元パティシエの主婦ライター

生ドーナツとはどんなスイーツ?

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生ドーナツとは油で揚げたふわふわでやわらかい食感のドーナツのことです。揚げているのになんで生なの?と不思議に思いますが、実は厳密な定義はありません。

お店によって作り方や味わいは異なりますが、主に以下の3つの特徴に分類されます。「生のような口溶け」「生地に生クリームを使用」「中に生クリームが入っている」などです。では普通のドーナツとはどう違うのか、詳しくみていきましょう。

なんで生?普通のドーナツとの違いは?

生ドーナツの「生」の理由

  1. “生”のように口溶けがよいから
  2. 生地に生クリームが練りこまれているから
  3. 生クリームが詰め込まれているから

“生”のように口溶けがよいから

生ドーナツの中はとてもやわらかく、ふんわりとろけるような食感になっています。これはブリオッシュ生地のようにバターや卵が多く配合されているためです。中にクリームが入っているかどうかは関係ありません。普通のドーナツはふわふわ感が強いですが、生ドーナツはさらに口溶けがいいのが特徴です。

生地に生クリームが練りこまれているから

生地に生クリームが練り込まれたリッチでしっとりとした食感のタイプ。こちらは専門店ではあまりみないですが、大手のスーパーやコンビニで作られているものが多いです。

生クリームが詰め込まれているから

ドーナツに穴を開け、中に生クリームをたっぷりと入れたものも生ドーナツと呼ばれています。生のように口溶けがいい生地の中にクリームを絞った、ハイブリットバージョンもあるため厳密な定義はないのです。なお、生クリームだけでなくカスタードクリームやチョコクリームなどを使用している商品もあります。

マラサダとの違い

Photo by Uli

生ドーナツと似ているスイーツにマラサダがあります。マラサダはハワイで愛されているローカルフードで、イーストで発酵させた生地を油で揚げてグラニュー糖をまぶしたドーナツです。

クリームを絞る生ドーナツと違い、伝統的なマラサダには穴がありません。外側はカリカリ中はふわふわで、生ドーナツのほうがやわらかく食感にも違いがあります。
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