ライター : china0515

フードアナリスト2級

知られざる「十六茶」の魅力。貴重なブレンドも体験!

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1993年に発売されたブレンド茶のパイオニア、アサヒ「十六茶」。「ブレンド茶といえば、これ!」と愛飲している人も多いはず。お茶の名産地である静岡出身の筆者も、よく購入しています。

そんな筆者が「十六茶」のプレスツアーに参加!貴重なブレンド体験のほか、十六茶の焙煎や粉砕、ブレンド等をおこなうシャンソン化粧品社の工場に潜入してきました。

化粧品社の原料供給によって生まれた「十六茶」

Photo by アサヒ飲料

プレスツアーに参加するなかで、筆者が初めて知って驚いたことがひとつ。

もともと「十六茶」は、1985年にシャンソン化粧品社が “美容と健康のためのお茶” として煮だし用ティーパックで発売したブランドが始まりだったのだそう。

Photo by アサヒ飲料株式会社

シャンソン化粧品社といえば、肌にも環境にもやさしい天然成分にこだわった化粧品・健康食品メーカー。化粧品の開発において、自然素材の効能を引き出す技術や素材同士を組合わせることで、最大の効果を発揮させる技術を持っています。

アサヒ飲料社は、この健康茶に着目してシャンソン化粧品社から原料供給をうけ、1993年にお茶どうぞシリーズとして「お茶どうぞ十六茶」を発売したといいます。

十六茶は東洋医学の「未病」の考えに着目

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十六茶は東洋医学の「未病」の考え方に着目し、「未病」に対する提案商品として開発されたブレンド茶。東洋健康思想に基づいた厳選素材を使い、「六蔵六腑四味覚」の考えをもとに16種類の素材をブレンドしているのだそう。

「六蔵六腑四味覚」の「六蔵」は、人体を構成して健康を司る重要な12の機能である体の内側のバランスに加え、人間の舌が感じる甘味、苦味、塩味、酸味の4つの味覚をバランスよく配合。

なおかつ、おいしく飲みやすい味わいも再現しているのが特徴です。

時代に合わせて変わりゆく「十六茶」の歴史

幅広い世代に愛される「十六茶」ですが、実は時代や需要に合わせて、リニューアルされ続けているのはご存知でしょうか。

2005年にカフェインゼロになり、2019年にはアレルギー特定原材料等28品目不使用のブレンド茶へ。安心して飲める “体にやさしい” お茶へと継続的に進化しているといいます。

そして、2024年にも「十六茶」はリニューアル!環境配慮素材(ラベルにバイオマスインキ)を使った仕様になっています。

オリジナル十六茶のブレンド体験

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今回のプレスツアーにおいて、自分の好きな素材を調合して、ブレンド茶を作る体験に挑戦!ベースとなる素材に5種類ほどの素材を加えて、オリジナルのブレンド茶を作りました。

発芽大麦、ハブ茶、びわの葉、とうもろこし、みかんの皮など、実際に十六茶に使用されている16素材が目の前に!

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筆者は漢方の要素を強く出したいと思い、ハトムギ、たんぽぽの根、きび、ゆずの皮、ナツメを選びました。

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お湯を注いで1分待てば、オリジナルブレンド茶の完成です!

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グラスに注いでみると、かなり濃いめの色合い。ふわっと広がる、ふくよかな香りもたまりません。

時間が経つほどにゆずの風味が立ってきて、ほのかに酸味のあるお茶となりました。

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アサヒ飲料がおすすめする「甘みブレンド」も試飲しましたが、これがまったく違う!味や見た目、香りも別物……。

「素材の種類や量で、こんなに変わるとは」とおもしろい発見となりました。

ペアリングで実感。料理の味を引き立てる味わい

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ブレンド体験では自分の作ったオリジナルブレンド茶や甘みブレンド、十六茶とともに静岡名物「特製鯛めし」や「安倍川もち」とのペアリングも体験。

ペアリングを通して、十六茶の魅力を再発見。料理やお菓子の味を邪魔することなく、おいしさをさらに引き立てる存在であることがよくわかりました。
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