ライター : macaroni_press

そもそもコーヒーソーダって?

Photo by UCC上島珈琲株式会社

近年日本でも夏場の炭酸飲料として、コーヒー好きに定着しつつある「コーヒーソーダ」ですが、まだ飲んだことがないという方も多いのではないでしょうか。

「コーヒーソーダ」とは、コーヒーに炭酸水を加えたアレンジドリンク。海外ではエスプレッソにトニックウォーターを加えた「エスプレッソトニック」が、暑い夏の定番ドリンクとして人気があります。

コーヒーに炭酸水を加えるだけなら家でもできそう!と思いがちですが、自宅でチャレンジしてみてもお店で飲む味わいにならないことも……。

そこでこの記事では、コーヒーのプロにおいしい「コーヒーソーダ」の作り方とコツを伝授していただきました!

教えてくれるのはコーヒーのプロ 土井 克朗さん

Photo by UCC上島珈琲株式会社

UCCコーヒーアカデミー専任講師/ジャパンハンドドリップチャンピオン2014
ブラジルのコーヒー鑑定士の資格を持ち、UCCコーヒーアカデミーの専任講師を務める土井 克朗さん。

土井さん:「コーヒーソーダ」をお家でおいしく楽しむポイントを紹介します。選ぶコーヒーや甘み、炭酸を変えることでまったく違った味わいになるので、ぜひ自分好みにアレンジして楽しんでみてください。

1. コーヒーの選び方

「コーヒーソーダ」は炭酸の気泡が弾けることにより、コーヒーの苦味・酸味などの味わいと香りをより感じることができるため、コーヒー豆の産地や焙煎度合いのよっても味わいがガラリと変わります。

ハワイエチオピアなどフルーティな味わいのものはあっさりと、コロンビアグァテマラなどコクのあるものは味のコントラストを楽しめます。

また、焙煎が深い(焙煎香が強い)ものはよりコーヒーらしい苦味が際立ち、甘い香りをもつものは、よりフレーバーを感じることができます。

2. 甘さの選び方

「コーヒーソーダ」をよりおいしく楽しむために必要なのが、甘み。「つなぎ」として甘みを足すと、より飲みやすくなります。加える甘みによって味わいも変わるので、お家にあるもので試してみてください。

ガムシロップ……手軽に甘みを足すことができ、クセがなくスタンダードな味わいになります。

黒糖……ガムシロップよりコクがあり、食感もしっかりしているのでリッチな印象に。

はちみつ……粘性が強いので、水で割ってサラッとさせるのがおすすめ。甘みの余韻が長く続きます。

アガベシロップ……少し入れるだけで甘みが強くなるので、さらりと楽しみたい方に。

3. 炭酸の選び方

炭酸の強さや泡の細かさによって、飲んだときの口当たりや食感に変化がでます。

強炭酸……強く弾けるので、コーヒーの香りをしっかりと楽しめます。より爽快感を感じたいときにおすすめ。

微炭酸……気泡が少ないので、食感を滑らかにしてくれます。強炭酸より飲みやすさがあり、味わいをしっかりと感じられます。

4. 飲み方

グラスはフルートグラスやロンググラスがおすすめです。見た目も美しく贅沢な雰囲気に。直接グラスに口をつけて飲むと、先に炭酸が入ってくるので味のコントラストを楽しむことができます。

グラスを混ぜる際は、ストローやマドラーは縦に軽くかき混ぜる程度にしましょう。横に混ぜると気泡が飛んでしまうので要注意。
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