ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

かけるだけで燻製風「ハレンモン スモークウォーター」

Photo by muccinpurin

「Halen Môn(ハレンモン) スモークウォーター」は食材にかけるだけでまるで燻製にしたような風味に仕上がる商品。

イギリスにある世界トップクラスのレストラン「The Fat Duck(ファット・ダック)」のシェフによる、調理時間をできるだけ短くしたいという願いから生まれたアイテム。通常は数時間かかる燻製も、スモークウォーターをかけるだけで表現できる、まるで魔法のような水ですね。
税込価格1,620円

水で作られた新しい調味料

Photo by muccinpurin

おもな原材料は水。オークチップを用い、水を燻製にしてボトルに閉じ込めているのだとか。本物のスモーク同様、豊かで奥深い香りが堪能できます。

試しにそのまま味見してみると…?

Photo by muccinpurin

見た目はほんのり琥珀色、ジャスミンティー色とでも表現しましょうか。オークチップで燻製した際の色が水に移ったものと考えられます。

Photo by muccinpurin

スモークウォーターは少量なのに、お腹が空くような薫香。まるで目の前にスモーカーかスモークチーズがあるような気分です。

味見してみましたが、特に塩味があるわけでもなく、オークの香りが強い水でした。そもそもスモークは味ではなく風味なので、当然と言えば当然かもしれませんね。

スモークウォーターの活用法

1. 燻製風ドレッシング

Photo by muccinpurin

通常スモークは、ベーコン、ハム、ソーセージなどに用いられる温燻(熱を使って燻製する方法)と、生ハムやサーモンに用いられる冷燻(低温で燻製する方法)に分けられます。

いずれにしても燻製には熱を使うため生の野菜には向きませんが、スモークウォーターがあればかけるだけで、サラダにもスモーキーな香りをまとわせることができますよ。少量でまんべんなく香りを纏わせるには、スプレーボトルに入れて霧を吹くのがよさそうです。

Photo by muccinpurin

薫香をまとったレタスは、野菜なのにただならぬ満足感。ベーコンやハムなど加工肉がなくても、野菜だけで心が満たされるのはおそらくスモーク風味のおかげでしょう。

今回はオリーブオイルと塩、スモークウォーターでシンプルに仕上げましたが、ドレッシングにスモークウォーターを加えれば、無限の可能性が。

2. マヨネーズに混ぜて卵に

Photo by muccinpurin

マヨネーズは熱に弱いので燻製にすると溶けてしまいますが、温度帯を気にせず使えるスモークウォーターは、マヨネーズに混ぜるだけで燻製風マヨが再現できます。完成までたったの数秒!

Photo by muccinpurin

スモークウォーターを混ぜたマヨネーズをゆでた卵にかけただけで、おしゃれな前菜に早変わり。ちょっと卵に火が通り過ぎましたが、半熟卵にかければスモーキーなウフマヨだってできます。

ほかにも、お肉料理や魚料理にかけて芳ばしさをプラスしたり、パン生地に練り込んだり。これまで燻製にするのはむずかしかった、あらゆる料理に使えるすぐれものです。

かけるだけの便利アイテムで料理がワンランクアップ!

Photo by muccinpurin

食材にかけるだけで、燻製したような芳醇な香りが楽しめる「ハレンモン スモークウォーター」。特別な道具が必要とされる燻製を家で作るのはなかなかに面倒ですが、スモークウォーターならお手のもの。

ぜひ、家庭で燻製気分を味わってみてくださいね♪
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ