ライター : macaroniリサーチ

日本生まれと知って驚いた食べ物のランキングTOP10

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オムライスやクリームシチューなどの洋食、天津飯やエビチリなどの中華、ミルクレープやレアチーズケーキなどのスイーツ……。これら全部、実は日本で誕生した料理なんです。

ほかにも海外発かと思いきや、何気に日本生まれの食べ物はたくさん。では数ある候補のなかで、みんながもっとも意外に感じたのはどれなのでしょう?

ランキングを作成すべく、macaroni 読者に投票型のアンケートを実施したので、本記事では1位から10位までの順位を発表します。

調査概要

対象:macaroni 読者 調査期間:2023年2月13日〜2023年3月1日 調査方法:macaroni ランキングで募集 (https://ranking.macaro-ni.jp/) 回答数:514票
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5位 クリームシチュー(25票)

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ほっこりやさしい味わいで、老若男女問わず人気のクリームシチュー。食べるとからだが温まるため、寒い季節には定番のメニューですよね。

「シチュー」というと海外生まれに思われがちですが、実は日本発祥の料理。戦後の食糧事情があまり良くない時代に、子どもたちが給食で栄養を摂取できるようにと、政府が先導して考案しました。

当初は脱脂粉乳で作られていたのですが、やがて牛乳が使われるようになり、現在のようなクリームシチューが誕生したと言われていますよ。

4位 ミルクレープ(27票)

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ミルクレープは、クレープとクリームを何層にも重ねて作るケーキ。クレープの本場・フランスのお菓子と誤解されがちですが、実は日本で誕生したスイーツなんです。

諸説ありますが、1978年に西麻布のカフェ「ルエル・ドゥ・ドゥリエール」で生まれたというのが定説。やがて1996年に「ドトールコーヒー」からも売り出されたことで、全国的に広く浸透していきました。

ちなみにミルクレープの「ミル(mille)」は、「1,000」を意味するフランス語。 クレープを何枚も重ねることからこの名が付けられていますよ。

3位 エビチリ(29票)

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豆板醤のピリ辛さとケチャップの甘みが絶妙にマッチしたエビチリ。プリプリとした食感があとを引き、ひと口食べたら止まらなくなりますよね。

そんなエビチリ、日本の中華料理店では定番人気のメニューですが、本場中国には存在しません。なぜならエビチリは日本で生まれた料理だからです。

テレビ番組『料理の鉄人』で知られる陳建一氏の父、陳健民氏が、四川料理の「乾焼蝦仁(カンシャオシャーレン)」から着想を得て創作したと言われていますよ。

2位 天津飯(30票)

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日本の中華料理店では必ずや目にする天津飯ですが、本場中国では食べられておりません。というのも天津飯は、日本独自の料理なんです。

諸説ありますが、浅草の大衆中華店で生まれたというのが定説。客に「早く食べられるものを」とオーダーされたコックが、カニ玉をごはんにのせ、酢豚から応用した甘酸あんをかけて出したのがルーツと言われています。

一方で、大阪の中華屋が考案したという説も濃厚。中国・天津の丼料理「蓋飯(カイファン)」をヒントに作ったということですよ。
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