イースターエッグと色の意味

卵にカラフルなペイントをほどこした「イースターエッグ」と呼びますが、これは「復活」や「生命」をあらわすものです。鳥が卵の殻を破って産まれる姿と復活したイエスのイメージが重なることから、卵がシンボルになったといわれています。

ペイントの色・絵柄にも意味があり、赤には「太陽」や「幸福」、オレンジには「強さ」や「持続」、星には「キリスト」や「厄除け」、太陽には「生命」や「成長」といった意味が込められていますよ。

イースターバニーの意味

うさぎは一年のうちに何度も妊娠・出産を繰り返し、一度に多くの子どもを産む動物。そのような点から子孫繁栄や豊穣を象徴し、「イースターバニー」として定着したとされています。

一説には、古代ゲルマン神話における女神の従者がうさぎだったことから来ているという話も。イースターバニーはイースターエッグやお菓子、おもちゃを運んできてくれるとか、イースターの時期に子どもが「よい子」か「悪い子」かを評価するとも考えられていますよ。

イースターの楽しみ方

イースターエッグのペイントを楽しむ

イースターエッグはイースターに欠かせないアイテムです。ゆで卵を使うほか、生卵に穴を空けて中身を取り出してからペイントし、一定期間飾れるようにする方法も一般的。ゆで卵を使う際は、殻がひび割れしないように注意しましょう。

食紅を使って着色したり、殻の表面に絵の具やペン、クレヨンなどで色を塗ったり絵柄を描いたりします。完成したらカゴに入れて飾ると、雰囲気もバッチリですよ。
ゆで卵の殻をひび割れにくくするコツ
・ゆでる前に卵を室温に戻す
・卵の底が丸い面に画びょうやピックなどでひとつ穴を開けてガスを逃す
・卵は鍋にそっと並べ、卵同士がぶつからない量で作る
・水からゆでるor予熱で火を入れる

卵の殻がひび割れる主な原因は、卵に含まれるガスが温まる(熱を入れる)と膨張することや、急な温度変化・衝撃・重みに弱いことです。水からゆでるか沸騰してからゆでるかは意見が分かれるところですが、いずれにせよイースターエッグを作る際は、固ゆで前提でデリケートな卵をやさしく扱うようにしましょう。

卵を隠して探す「エッグハント」

"イースターバニーが運んできて隠した卵を、日曜の朝に探す" という趣旨でおこなわれる「エッグハント」。庭や家の中、公園などにイースターエッグを隠し、みんなで探します。

欧米ではゲーム用に作られたプラスチック製の卵も売られているのだとか。家族でそろって探すと楽しそうですね。

卵をのせて運ぶ「エッグレース」

卵をスプーンなどにのせて運び、レースのように競う遊びを「エッグレース」といいます。個人や団体で競うほか、リレーで楽しむのも面白いですよ。

おたまや鍋のふたを使えばより安定感が増すので、それらで代用してもOK。生卵ではなく、ゆで卵やお菓子・おもちゃの卵を使うと、落としても安心です。
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